Waves Sync Vxはボカロ曲に要る?ハモリとダブルのズレを自動で揃えるプラグインを、リージョンで揃えているボカロPが調べてみた

本記事はアフィリエイトプログラム(Plugin Boutique 等)を利用しています。リンク経由の購入で売上の一部が当サイトに還元されますが、価格は変わりません。

 

ハモリやダブルのタイミングは、私は Logic Pro のリージョンを動かして揃えています。

歌声合成で作った声は、もともとほとんどずれていないので、それで足りているからです。

 

Waves の Sync Vx は、そのズレ合わせを自動でやってくれるプラグインです。

ガイドにした歌に、ほかのボーカルのタイミングと音程を、くっつけるように揃えます。

 

公式の動画を見て、VocAlign より使いやすそうだと思いました。

それでも、歌声合成のボカロPに要るのかは、まだ迷っています。

 

持っていない私が調べたことと、ボカロ曲で役に立ちそうな場面をまとめます。

 

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Sync Vx はどんな道具か:ハモリやダブルを、ガイドの歌に自動でくっつける

歌のトラックを何本も重ねると、歌い出しや語尾が少しずつずれて、ぼやけて聞こえることがあります。

Sync Vx は、ガイドにしたボーカル(多くはメインの歌)に合わせて、ほかのトラックのタイミングと音程を自動で揃えるプラグインです。

 

Waves 公式の Sync Vx のページ。ボーカルの波形が色分けして並んだ画面

 

ガイドにできるボーカルは4本までで、パートごとに分けて揃えられます。

 

Sync Vx でガイドを4本使う画面(Waves 公式)。REF 1〜4 のボーカルに、それぞれのダブルが並ぶ

 

全部のボーカルが1つの画面に並び、揃え方は全体・トラックごと・リージョンごとに変えられます。

移調や、フォルマント(声の太さや質感)を変える機能もあります。

 

Sync Vx の画面(Waves 公式)。紫の Lead をガイドに、DBL 1 の Time と Pitch を合わせている

 

形式は、Mac が VST・AU・AAX(macOS 12〜15)、Windows が VST・AAX(Windows 10 以降)です。

Logic Pro でも AU で使えます。

 

ARA という仕組みにも対応していて、対応する DAW では手早く作業できます。

使い方は、開発者が説明している Waves 公式の動画が分かりやすいです。

 

 

公式の動画を見た印象:VocAlign より優秀に見えた

公式の動画を見た感じでは、Sync Vx のほうが性能は高そうに感じました。

トラックにくっつくように自動で調整して、タイミングや発音を、ガイドの歌に揃えてくれます。

 

ピッチの微調整まで自動でできるのも、ありがたいかもしれません。

ただ、私はどちらも持っていないので、これは動画を見ての印象です。

 

同じ種類の道具の VocAlign 7 は、こういう画面です。

 

VocAlign 7 Pro のマルチトラック画面。AメロとサビのLead・Harm・Doubleのボーカルが6本並び、Aメロとサビで別々のガイドを指定している(Synchro Arts公式サイトより)

 

VocAlign の使い方は、Synchro Arts 公式の動画で見られます。

 

 

VocAlign 7 が歌声合成のボカロPに要るのかを調べた記事は、こちらです。

VocAlign 7 を調べてみた|ハモリとダブリングをまとめて揃えるプラグインは、歌声合成のボカロPにも要るのか

 

私のハモリとダブルは、書き出してトラックを分けるだけ

今、ハモリやダブルのタイミングは、基本的にリージョンで揃えています。

歌声合成のソフトで作った声を Logic Pro に書き出し、トラックを分けて並べるやり方です。

 

VOCALOID6のトラック一覧。初音ミク本体のほか、オク下・ダブリング1・ダブリング2・五度・オク上のトラックを重ねている

 

ハモリはオクターブを変えるくらいなので、書き出した WAV はメインの歌とほとんど変わりません。

もともとタイミングが揃っているので、ずれを直す作業はほぼありません。

 

どの音でハモリを入れているかは、ボカロのハモリの作り方の記事にまとめています。

 

ボカロ曲で出番があるのは、別のソフトの声を重ねるとき

同じ歌声合成のソフトで作った声どうしなら、タイミングはもともと揃っています。

この場面では、Sync Vx は要らないと思います。

 

こういう道具が本領を発揮するのは、歌い手さんなど、人が実際に歌った声を重ねるときです。

 

ただ、ボカロ曲でも、ハモリやダブルを別の声で作ることがあります。

そのときは、ソフトによって差が出ます。

 

VOCALOID6 と Synthesizer V は、声を作る仕組みが違う、別のソフトです。

たとえば GUMI は、発音のアタックが変わるので、ほかの声と重ねるとタイミングがずれると思います。

 

VOCALOID6 EditorでAI_Megpoid(GUMI)を選択。下段にピッチカーブと音素、右側にVOICEリストとSTYLE PRESET

 

違うソフトの声を重ねて、そういうズレを揃えたいときには、Sync Vx が便利かもしれません。

 

値下がりしているなら気になる、ただ効き目には少し疑問

Sync Vx は、値下がりしているときの値段なら、ちょっと気になっています。

使いやすそうに見えたので、VocAlign と比べても、今いちばん有力なのは Sync Vx です。

 

Plugin Boutique の Sync Vx の製品ページ(2026年10月31日時点)

 

ただ、結局は手で微調整すればできる話です。

これだけのお金をかけて、それに見合う効き目があるのかは、少し疑問に思っています。

 

Waves はセールが多い会社なので、私は定価では買わないことにしています。

Waves のセールの来かたは、Waves のセールの記事にまとめています。

 

今の私がそれより欲しいのは、iPhone や車の中での聞こえ方を再現する MixChecker Ultra です。

曲を確かめる時間が、すぐに短くなるからです。

 

MixChecker Ultra+ の画面。上にスピーカー・スマホ・イヤホン・車など10台の機器が並び、下に Gonio・Loudness・Dynamics・Spectrum のメーター(Plugin Boutique の製品画像)

 

MixChecker Ultra を買う候補に入れた理由は、MixChecker Ultra+ の記事に書いています。

どんな音になるかは、Audified 公式の動画で聞けます。

 

 

向いている人・向かない人

向いていると思うのは、歌い手さんや自分の声など、人が歌った声を重ねて曲を作る人です。

ボカロ曲でも、VOCALOID6 と Synthesizer V のように、別のソフトの声をハモリやダブルに使う人には役に立ちそうです。

 

反対に、1つの歌声合成のソフトの中で、ハモリもダブルも作っている人には要らないと思います。

書き出したトラックを並べれば、もともと揃っているからです。

 

同じ種類の VocAlign 7 の値段の動きと買い時は、VocAlign 7 のセールの記事にまとめています。

 

過去のセール

  • 2026年10月31日:Plugin Boutique で ¥13,915(通常 ¥34,680・59%オフ・11月1日まで)

 

まとめ:別の声を重ねるなら候補、1つのソフトで済むなら要らない

Sync Vx は、ハモリやダブルのタイミングと音程を、ガイドの歌に自動で揃えるプラグインです。

公式の動画を見た限りでは、VocAlign より使いやすそうに見えました。

 

歌声合成の声どうしはもともと揃うので、私は今もリージョンで揃えています。

それでも、人の声や別のソフトの声を重ねる人なら、ズレ直しの時間を短くできる道具だと思います。

 

人が歌った声や、別のソフトの声を重ねてハモリを作る人に。

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iPhone や車での聞こえ方を、曲を送らずに確かめたい人に。

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ABOUTこの記事をかいた人

Logic Pro で音楽制作をしています。インスト曲とボカロ曲を作りながら、DTM・プラグイン・ミックスで実際に試して分かったことを書いています。