ボカロの声で、サ行が耳に刺さって困ったことは、正直ほとんどないです。
初音ミク・GUMI・重音テトで作ってきて、歯擦音が気になったことはあまりありません。
それでも、FabFilter の Pro-DS だけは、余裕があれば買いたいと前からずっと思っているディエッサーです。
ただ今の価格は私には高すぎるので、セールを待っています。
このページでは、Pro-DS のセールの流れと、サ行に困っていない私がそれでも惹かれている理由、買っていい人を書きます。
Pro-DS はまだ持っていないので、製品の説明は FabFilter の公式情報と動画で確かめた範囲です。
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買い時の考え方:下がっても25〜30%前後、待てるならブラックフライデー
FabFilter は、半額や70%オフのような大きな値下げをしないメーカーです。
Pro-DS についても、確認できたセールは25〜30%前後が中心でした。
いちばん分かりやすい機会はブラックフライデーで、2025年は FabFilter のプラグインとバンドルが25%オフになりました。
Plugin Boutique でも、ブラックフライデーの時期に Pro-DS が値下げされた年があります。
ほかに、2024年4月には FabFilter の20周年で、全製品が30%オフになったこともあります。
こうした記念のセールはいつ来るか読めないので、待つ目安にするならブラックフライデーです。
逆に言うと、どのセールを待っても、大きく下がることはありません。
FabFilter 全体のセールの流れは、FabFilter のブラックフライデーのページにまとめています。

FabFilter Pro-DSはどんなディエッサーか:サ行が出た瞬間が、波形の上で光る
Pro-DS は、FabFilter のディエッサー専用のプラグインです。
ボーカルの「シ」「ス」のような、耳に刺さる高い音だけを狙って下げるためのものです。

画面の上半分は、流れていく声の波形です。
ディエッサーがかかったところだけが黄緑色に光るので、どのサ行が、どのくらい削られたかがその場で見えます。
つまみは、どこからかけ始めるかの THRESHOLD と、どこまで下げるかの RANGE が中心です。
下のバーで、狙う高さ(公式の画像では 7kHz〜14kHz)を決めます。
検出のしかたは2つあります。
1本のボーカルのサ行を見分けて抑える「Single Vocal」と、ドラムやミックス全体の高い音にも使える「Allround」です。

下げ方も、音全体の音量を下げる「Wide Band」と、高い帯域だけを下げる「Split Band」から選べます。
公式の説明では、Split Band はリニアフェイズで処理されます。
ほかに、最大15msのルックアヘッド、最大4倍のオーバーサンプリング、外部サイドチェーンにも対応しています。
Mac では AU で読み込めるので Logic Pro でもそのまま使え、公式サイトには30日間の体験版があります。
私の今:DeEsser 2からSpecCraftに替えても、大きくは変わらなかった
私は今、Pro-DS を持っていません。
最初は Logic 純正の DeEsser 2 を、デフォルトのプリセットのままボーカルに挿していました。

そのあと、共振を抑える SpecCraft に替えました。
ただ、聞きにくさが少し良くなったかな、という程度で、大まかには変わったと感じていません。

ボカロは発音がきれいなぶん、人の歌より歯擦音や破裂音が出にくいのだと思います。
よほど変わった歌い方や、サ行が続くような歌詞でない限り、目立つことはあまりありませんでした。
順番は、EQ → コンプ → ディエッサーにしています。
これがいちばん扱いやすいと感じているからです。
ボカロにディエッサーがどこまで要るのか、人の歌とどう違うのかは、こちらに詳しく書いています。
ディエッサーはボカロに要る?|初音ミク・GUMI・テトでサ行に困らなかったボカロPが、それでもEQとコンプの後ろに1つ挿している理由
それでもPro-DSが気になる理由:EQのような画面ではなく、コンプのように見えるから
サ行に困っていないのに Pro-DS が欲しいのは、性能より先に、画面の作りが好きだからです。
よくあるディエッサーの画面は、つまみだけで何も表示が無いか、SpecCraft のように周波数を横に並べた EQ のような表示です。
Pro-DS は横軸が時間で、声の波形全体が流れていくので、コンプの画面に近い感覚で見られます。
コンプと同じように「いま、ここで、これだけ下がった」が見えるのは、ディエッサーの画面としてかなり好みです。
見た目もかっこよく、動画を見るかぎり使いやすそうだと感じました。
FabFilter の公式の紹介動画です。
音の良し悪しは、実際に使ってみないと分かりません。
それでも、私はボーカルに FabFilter の Pro-Q と Pro-C を使っていて、FabFilter は全面的に信頼しているので、性能は高いだろうと思っています。
私が使っている Essentials バンドル(Pro-Q 4・Pro-C 3・Pro-R 2)には、Pro-DS は入っていません。
FabFilter のバンドルの選び方は、FabFilter のバンドルの記事に書いています。
FabFilter Essentials Bundle を Plugin Boutique で見る →
どんな人に向くか:ディエッサーをまだ持っていない人と、上を目指したい人
Pro-DS を買っていいのは、まずディエッサーをまだ1つも持っていない人だと思います。
もう1つは、本気でトッププロを目指したい人で、そういう人も買っていいと思います。
人の歌を録って混ぜる人は、ボカロよりディエッサーを強くかけることになるので、ディエッサーの出番も多くなると思います。
逆に、私のようにボカロだけで作っていて、すでに純正の DeEsser 2 や別のディエッサーがある人は、急ぐ必要はありません。
私自身もディエッサーの優先度は低く、余裕ができたときに、セールで買いたいと考えています。
共振を抑えるタイプの SpecCraft のことは、SpecCraft のセールのページに書いています。
SpecCraft を Plugin Boutique で見る →
過去のセール
確認できた Pro-DS のセールです(ドル・ポンド表記は海外の告知記事の金額)。
- 2024年4月(〜4月30日):FabFilter の20周年セールで、Plugin Boutique で全製品が30%オフ(rekkerd)
- 2024年11月:Plugin Boutique の早めのブラックフライデーで、Pro-DS が £107.95(36ポンド以上の値引き)(MusicTech)
- 2025年11月〜12月1日:FabFilter のブラックフライデー。プラグインとバンドルが25%オフ(公式ショップ・Plugin Boutique など)(rekkerd)
まとめ
Pro-DS は、サ行が削られた瞬間が波形の上に見える、FabFilter のディエッサーです。
確認できたセールは25〜30%前後が中心なので、急がないならブラックフライデーが目安になります。
ボカロでサ行にほとんど困っていない私には、今すぐ必要なものではありません。
それでも、コンプのように見える画面と FabFilter への信頼から、余裕ができたらセールで手に入れたいと思っています。
FabFilter Pro-DS を Plugin Boutique で見る →
SpecCraft を Plugin Boutique で見る →
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