1978年に出たシンセ Prophet-5 を、作った Sequential 自身が公認したプラグインが、2026年6月に出ました。
GForce Software の Prophet~5 です。
公式の動画を聞いたときの感想は、「そうそう、こんな音だった」でした。
ただ、私はこのプラグインを買う予定はありません。
1台だけのシンセに払うなら、たくさんの名機が入った Arturia の V Collection の方に目が行くからです。
この記事では、Prophet~5 がどんなプラグインかと、発売からの過去のセール、どんな人なら買う理由があるかをまとめます。
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Prophet~5 は、Sequential 公認のソフト版 Prophet-5
Prophet-5 は、1978年に Sequential Circuits が出したアナログのポリシンセです。
Plugin Boutique の説明では、Genesis や Radiohead、Madonna、Aphex Twin まで、ジャンルも年代もばらばらの曲で使われてきた1台として紹介されています。

このプラグインは、その Sequential と GForce が一緒に作った、初めての公式の Prophet-5 のプラグインです。
元の実機にあった機能はすべて入っていて、1978年の工場出荷のプリセット38個もそのまま収録されています。
新しく作られた音色は420以上あり、合わせると460以上のプリセットから選べます。
Mac ではスタンドアロンのほか、AU・AAX・VST2・VST3 で動き、Apple Silicon の Mac にも対応しています。

木の側板まで実機のままの見た目で、画面の大きさは自由に変えられます。
上は GForce 公式の紹介動画です。
初期型から後期型まで、3つの音を切り替えられる
実機の Prophet-5 は、作られた時期によって中の部品が違います。
Prophet~5 では、その違いを Rev1・Rev2・Rev3 の3つのモデルとして切り替えられます。
Plugin Boutique の説明によると、Rev1 と Rev2 は SSM のフィルターとエンベロープ、Rev3 は Curtis のフィルターとエンベロープの性格を再現しています。
公式は、SSM の温かさと、Curtis のパンチと存在感、という言い方で違いを説明しています。

フィルターの欄の左上にある REV のスイッチが、この切り替えです。
その下の LAYERS の欄は、次で紹介する2つの音を重ねる機能です。
元の1台に、今のシンセの機能を足している
見た目は実機のままでも、中身には今のプラグインらしい機能が足されています。
公式が挙げている主なものは、次のとおりです。
- X-Modifiers:ほぼすべてのつまみに、専用のエンベロープと LFO を割り当てて音を動かせる
- 2つのレイヤー:音を重ねる Layer、鍵盤の左右で分ける Split、弾くたびに交互に鳴らす Alternate の3つのモード(1レイヤー最大10ボイス)
- レイヤーごとのアルペジエーターとコードモード
- エフェクト:コーラス・フェイザー・フィルター・ディストーション・トレモロ・コンプから2つ選べる欄と、ディレイ・リバーブ・パンの広がり
- MPE 対応と、細かい MIDI CC の割り当て

画面の上の段に、音を動かす欄とエフェクトが並びます。
音色のブラウザには、タグと検索がついています。

ディレイとリバーブが中にあるので、1台で空間まで作った音色にできます。
鍵盤の強さ(ベロシティ)や押し込み(アフタータッチ)で、フィルターなどを動かす割り当てもあります。
画面の操作は、上の公式のウォークスルー動画がいちばん分かりやすいです。
「そうそう、こんな音だった」と思ったけれど、1台だと飽きる
Prophet-5 は有名なシンセなので、名前はもちろん知っていました。
公式の動画で音を聞くと、「そうそう、こんな音だった」と懐かしくなる音です。
それでも、欲しいかと聞かれると、私の答えは違います。
1つの機種だけのプラグインだと、使っているうちに飽きてしまうと思うからです。
私は、いろいろなシンセがたくさん入っている方が嬉しいタイプです。
アナログシンセが欲しくなったときも、まず Arturia の V Collection を買いたくなる、というのが正直なところです。
1台に払うか、V Collection にまとめるか
実は、V Collection の入門版の V Collection 11 Intro にも、Arturia が作った Prophet-5 V が入っています。
同じ Intro には、Jun-6 V や DX7 V など、ほかの名機の再現も入っています。

Prophet~5 が通常 ¥21,142、セールで ¥15,000 前後になっても、私には高く感じます。
その値段を出すなら、コスパのいい V Collection を選びがちです。
V Collection も、私は今すぐ必要というわけではありません。
それでも、半額以上の割引になれば買いたいと思っているくらい、1台より「まとめて」の方に気持ちが向きます。
上は Arturia 公式の V Collection 11 Intro の紹介動画です。
Intro の中身とセールの時期は、こちらの記事にまとめています。
Arturia V Collection 11 Introのセールはいつ?過去の値動きと買い時|「2万円以下なら」とBFまで待つボカロPの考え
もう1つ、録った音で Prophet-5 を鳴らす道もあります。
EastWest の ICONIC は、Prophet-5 を含む8台の名機を録り直した音源です。
シンセそのものを動かしたいなら Prophet~5、録った音を鍵盤で鳴らしたいなら ICONIC、という分かれ方です。
ICONIC については、EastWest ICONIC のセールの記事で書いています。
向く人・要らない人
Prophet~5 が向くのは、1978年の Prophet-5 そのものが欲しい人です。
Rev1〜Rev3 の違いまで含めて、あの1台の音を公式のプラグインで手元に置けます。
もしかしたら、あのころのアナログシンセの曲を作りたい人にも合うかもしれません。
逆に、私のようにほかに使う音源が多い人には、要らないと思います。
アナログの名機をいろいろ使ってみたい人も、1台に絞るより V Collection のようなまとまったセットを先に見た方がいいはずです。
ほかのアナログ系のシンセとの比べ方は、u-he Diva のセールの記事や、シンセのプラグインのおすすめでも書いています。
過去のセール
Prophet~5 は2026年6月に出たばかりなので、セールの記録はまだ多くありません。
- 2026年6月16日:発売時の導入価格が $83.99(通常 $119.99・7月31日まで)(Rekkerd)
- 2026年10月:¥14,761(通常 ¥21,142・30%オフ・10月19日まで・Plugin Boutique)
- 2026年10月20日:¥13,977(通常 ¥21,142・33%オフ・11月1日まで・Plugin Boutique)
発売から4か月で、30%前後の割引が3回ありました(10月は続けて2回)。
10月20日からの33%オフは、確かめられた中ではいちばん大きい割引です。
ブラックフライデーを迎えるのは、今年が初めてです。
ブラックフライデーでこれより大きく下がるかは、まだ分かりません。
ほかのメーカーも含めた11月のセールの動きは、DTM ブラックフライデー セール 2026 まとめで追っています。
まとめ:懐かしい音でも、私は1台より「まとめて」を選ぶ
Prophet~5 は、Sequential が公認した、初めての公式の Prophet-5 のプラグインです。
聞けば「そうそう、こんな音だった」と思える音で、Rev1〜Rev3 の違いや2つのレイヤーなど、今の機能も足されています。
それでも私は、1台だと飽きてしまうので、同じお金なら V Collection の方を選びます。
1978年の Prophet-5 そのものが欲しい人なら、30%前後の割引が続いている今の値動きを見ながら考えてみてください。
1978年の Prophet-5 そのものを、公式のプラグインで手元に置きたい人に。
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Prophet-5 V を含むアナログの名機を、まとめてそろえたい人に。
Arturia V Collection 11 Intro を Plugin Boutique で見る →






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