Steinberg の公式動画で HALion 7 を見て、最初に思ったのは「VPS Avenger 2 とほぼ同じ作りだな」ということでした。
どちらも、録った楽器の音を鳴らすサンプラーと、音を一から作るシンセが1つになったソフトです。
違うのは、音の作り方です。 HALion 7 の音も結構好きでしたが、私が買うなら Avenger 2 だと決めました。
HALion 7 は、Cubase を作っている Steinberg のサンプラー兼シンセです。
Plugin Boutique の動作環境には Mac 用の AU が入っていて、Logic でもプラグインとして使えます。
HALion 7 を Plugin Boutique で見る →
HALion 7は、サンプラーと6種類のシンセが1つになったソフト
サンプラーは、ピアノやストリングスなどを録った音(サンプル)を、鍵盤で鳴らすための道具です。
シンセは、波形を組み合わせて、音を一から作るための道具です。
HALion 7 は、この両方を1つの画面で扱えます。
音の作り方は6種類あり、ヤマハと一緒に開発した FM、ウェーブテーブル、アナログシンセ風の音作り、音を細かい粒にして並べ直すグラニュラー、音を分解して作り直すスペクトラルなどがそろっています。

FM の画面では、最大8つの「オペレーター」と呼ばれる音のもとをつないで音を作ります。
昔のヤマハ DX7 の音色ファイルを読み込めるので、80年代のキラキラしたエレピやベルの音も鳴らせます。
最初から入っている中身は、35GB以上・3,700プリセット・15の音源です。 グランドピアノ2台、ストリングス、ブラス、オルガン、世界の民族楽器やパーカッションまであり、エフェクトも70種類以上入っています。

公式動画を見た印象は「Avenger 2とほぼ一緒、でも音の作り方が違う」
見たのは、Steinberg 公式の「Getting Started in Halion 7 in just 10 Minutes」です。 HALion は名前だけ聞いたことがありました。
サンプラー兼シンセという点で、Avenger 2 とほぼ同じ作りだと感じました。
2つを分けるのは、音の作り方の違いだと思います。
HALion 7 の音は、正直に言うと結構好きです。
ただ、比べてみると、私が気になっているのは Avenger 2 のほうでした。

Avenger 2は、拡張を足して育てていくシンセ
VPS Avenger 2 は、Vengeance Sound のシンセです。
本体だけでプリセットが1,000以上、録った楽器の音(マルチサンプル)が620、ドラムキットが168入っています。

Avenger 2 は、基本的に拡張音源をどんどん足していくタイプです。
拡張は、ジャンルや楽器ごとにプリセットとサンプルをまとめたもので、欲しいものを1つずつ買って足していきます。
公式の紹介動画です。
私が Avenger 2 を欲しい理由(アフリカ系の民族楽器や劇伴の音)は、こちらに書いています。
Pigmentsを持っていても、次はVPS Avenger 2が欲しい|アフリカ系の音も劇伴も、拡張でそろえると高くつくけど欲しい話
約6万円は高い。でも中身で比べると、Avenger 2とはトントン
HALion 7 の約6万円は、正直高いと思います。
ただ、これだけの中身が最初から入っているなら、Avenger 2 より安いとも言えます。
Plugin Boutique の通常価格で、おおまかに並べるとこうなります。
- HALion 7:約6.1万円(15の音源・35GB以上が最初から入っている)
- Avenger 2 本体:約4.3万円
- Avenger 2 本体と、拡張を3つ選べる Pick 3 Bundle(約3万円):合わせて約7.4万円

一方で、Avenger 2 は欲しい拡張だけを後から足していけます。
欲しい音をそろえるまでの出費で見れば、結局はトントンくらいだと思っています。
それでも私がAvenger 2を選ぶのは、直感
ここは、正直なところ直感でしかありません。
Avenger 2 は拡張で後から音を追加できるのがいいし、音も Avenger 2 のほうが好みに感じました。
作りがほぼ同じぶん、最後は音の好みで決めました。 私の場合、それが Avenger 2 でした。
HALion 7が合いそうな人と、買う前に確かめたいこと
HALion 7 が合いそうなのは、Steinberg やヤマハが好きな人、シンセが好きな人です。
公式動画を見て、この画面が気に入った人や、サンプラーで鳴らす音が好きな人にも向いていると思います。

買う前に試したいなら、無料の「HALion Sonic 7」があります。
Steinberg 公式では、無料の LoFi Piano などの音源を HALion Sonic 7 で鳴らすところから始められると案内されています。
HALion は、Soundiron など他社が作った音源ライブラリを読み込む土台としても使われています。
同じように他社の音源を読み込む Kontakt については、無料版と製品版の違いをKontakt Player と製品版の違いの記事にまとめています。
Mac で使う人は、OS も確かめておくと安心です。
Plugin Boutique の動作環境に書かれている macOS は Sonoma までなので、それより新しい OS の人は Steinberg 公式の対応表を見てから買うと迷いません。
2026年には、無料のアップデートで HALion 7.5 が出ています。
MPE(対応した鍵盤で、1音ごとに音程や強さの揺れを付けられる仕組み)への対応や、サンプルをアタック・音程のある成分・ノイズに分ける機能が加わりました。
Steinberg の音源をまとめて持ちたい人には、HALion 7 を含む35の音源が入った「Absolute 7」もあります。
HALion 7 を持っている人向けのクロスグレード版も、Plugin Boutique で扱っています。
ほかのシンセと並べて選びたい人は、シンセのプラグインのおすすめも参考にしてください。
まとめ:作りはほぼ同じ。私は音の好みでAvenger 2
HALion 7 と Avenger 2 は、どちらもサンプラー兼シンセで、作りはほぼ同じです。
違うのは音の作り方と、中身を最初に全部そろえるか、拡張で後から足していくかです。
約6万円は高いと感じますが、中身で比べれば Avenger 2 とトントンです。
私は直感で Avenger 2 を選びますが、HALion 7 の音や画面が気に入ったなら、HALion 7 を選ぶ理由になります。
Steinberg やヤマハの音が好きで、サンプラーとシンセを1本にまとめたい人に。
HALion 7 を Plugin Boutique で見る →
欲しい音を、拡張で後から足していきたい人に。
VPS Avenger 2 を Plugin Boutique で見る →






コメントを残す