ブラスの白玉(長く伸ばす音)を打ち込むとき、私はまずベロシティを80くらいにして置きます。
そこからほかの音と並べて聴き、それで足りるのか、まだ低いのかを決めます。
ただ、ベロシティを考えるのは手順の後半です。
その前に、音源を選んで、和音をどう置くか、メロディーをどうするかを決めています。
私が最初に作った曲はシティポップで、ブラスは白玉とキメ(曲の決めどころで短く鳴らす音)に入れました。
この記事では、そこから続けている打ち込みの順番を、Logic Pro の画面と一緒に書きます。
画面で使っている音源は、EastWest の Hollywood Fantasy Orchestra に入っている金管です。
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最初にやるのは音源選び:自分の好みの音になるか
打ち込みを始める前に、まず音源を選びます。
自分の好みの音になるかは、ブラスの仕上がりを決める重要な要素の一つだと思っていて、ここは結構考えます。
画面で使っている Hollywood Fantasy Brass は、有名なファンタジー映画のスコアで使われてきた金管を集めた音源です。
EastWest の公式サイトでは、Hollywood Fantasy Orchestra の中の1つとして紹介されています。

Opus では、BROWSE 画面で楽器と奏法を順にたどって選びます。
下の画面は、Fantasy Brass からフリューゲルホルン3本のパッチを選んだところです。

読み込むと PLAY 画面に切り替わり、鍵盤を弾いて音を確かめられます。
MOOD やリバーブ、マイクの位置といった項目も、この画面に並んでいます。

この音源の金管を、私が曲のどこに入れているかは、Hollywood Fantasy Orchestra の使い方の記事に書いています。
音を決めたら、和音の置き方とメロディーを考える
音源が決まったら、次は和音の置き方です。
ブラスでどんな和音を鳴らすかを、ここで決めます。
そのあとに考えるのが、メロディーをどうするかです。
和音だけで鳴らすのか、オブリガート的に入れるのかは、考えておく必要があります。
オブリガートは、主旋律(ボカロ曲なら歌)の裏で鳴る、もう1本の旋律のことです。
和音だけなら白玉とキメが中心になり、オブリガートを入れるなら歌の合間を縫うフレーズを書くことになります。
白玉はベロシティ80で打って、足りるかを聴く
白玉は、まずベロシティ80くらいで打ち込みます。
そのうえで、ほかの音との兼ね合いでどのくらいの強さが必要かを考え、80で十分か、それとも低いのかを判断します。
下の画面は、3音の和音を長く伸ばした白玉と、そのあとに同じ3音を短く置いたキメです。
画面左の「ベロシティ」の欄が80になっているのが、選んだノートの強さです。

80は、あくまで出発点です。
ほかの音と並べて低いと感じたら、そこから上げていきます。
キメは曲のバランスで、短く強めに置く
キメは、ほかの楽器とのバランスで合わせます。
基本は、スタッカートのように短く、音量も吹き方も強めに鳴らすことが多いです。
タイミングについては、私の使っている金管は置いた位置どおり、オンタイムで鳴ってくれます。
なので、ノートを前にずらすような下ごしらえはせず、ほかの楽器とキメがそろっているかを聴いて微調整しています。
ブラス音源によっては、白玉向けの伸ばす奏法と、キメ向けの短い奏法が分けて入っています。
たとえば EastWest の Hollywood Pop Brass は、伸ばす音(SUSTAIN)と、マルカートやスタッカートなどの短い音(SHORT)を分けて収録しています。

Pop Brass は私は持っていませんが、トランペットとサックスがそろったポップス向けの音源として気になっています。
どんな音かは、EastWest の公式トレーラーで聴けます。
値動きや中身は、Hollywood Pop Brass のセールの記事にまとめています。
うまく聞こえないときは、原因が和音・メロ・音源のどれかを考える
ブラスがうまく聞こえないときは、まず原因がどこにあるかを考えます。
和音の部分なのか、メロの部分なのか、それとも音源の部分なのかを切り分けます。
音源が原因だと思ったときは、生音とシンセを入れ替えます。
たとえば、生音のブラスが合わないときはシンセブラスに、シンセブラスが合わないときは生音にします。
シンセブラスは、シンセサイザーで作ったブラス風の音のことです。
どの場面にどんなブラス音源が向くかは、こちらの記事で整理しています。
まとめ:ベロシティより先に、音源と和音を決める
私のブラスの打ち込みは、次の順番です。
- 音源を選ぶ(自分の好みの音になるか)
- 和音の置き方を決める
- メロディーを和音だけにするか、オブリガートを入れるか決める
- 白玉はベロシティ80くらいで打ち、ほかの音と並べて足りるか聴く
- キメは短く強めに置き、ほかの楽器とそろっているか微調整する
- うまく聞こえなければ、原因を切り分け、生音とシンセブラスを入れ替える
ベロシティの数字は、最後に聴いて決めれば十分です。
それより先に、好みの音の音源と、和音・メロの役割を決めておくと、白玉もキメも置き場所がはっきりします。
サビの強いところに、壮大な金管を足したい人に。
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トランペットとサックスのそろったホーンで、ポップスのブラスを打ち込みたい人に。
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Hollywood Fantasy Orchestra の値動きは、Hollywood Fantasy Orchestra のセールの記事で確かめられます。







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