DAW は結局、道具だと思っています。
いい DAW を使ったからといって、作曲が良くなるとは限りません。
Cubase Pro 15 は、Steinberg が作っている DAW(曲を打ち込んで、録音して、ミックスまでするソフト)の最上位版です。
Plugin Boutique では約10万円で、10万円なら私は要らない、Logic で十分というのが、調べたうえでの結論です。
実は Logic の前に、Cubase Elements を持っていたことがあります。
その Cubase がいまどうなっているのかを、公式の情報と動画で確かめてみました。
Cubase Pro 15 を Plugin Boutique で見る →
Cubase Pro 15 は、Steinberg の DAW の最上位版
Cubase には、上から Pro・Artist・Elements の3つの版があります。
Pro は全部入りで、Dolby Atmos への対応や、Pro にしか入っていないプラグインがある版です。
Mac と Windows のどちらでも動きます。
Plugin Boutique の動作環境の欄では、空き容量が84GB必要と書かれていて、かなり大きなソフトです。

Plugin Boutique で買うと、Steinberg の Download Assistant というソフトから入れて、Steinberg のアカウントに登録する流れになります。
公式動画の Cubase 15 は「昔より綺麗」だった
Cubase 15 の公式動画を見て、まず思ったのは「使いやすそう」でした。
トラックに色がついていて、イラストのような見た目もあり、かなり見やすくなっています。
私が Elements を使っていた頃の Cubase は、もっと無機質な画面に見えていました。
直感的に分かりにくくて、DTM が全くできない私がいきなり使うには難しすぎた、というのが当時の正直なところです。
それと比べると、15 は綺麗だと思います。
下の画面のように、ドラム・ベース・ギター・シンセのトラックが色で分かれていて、どこに何があるかは目で追いやすくなっています。

Cubase 15 で入った機能と、Logic Pro にあるもの
Logic にない機能がどれくらいあるのかは、私には正直よく分かりませんでした。
そこで、Cubase 15 の新しい機能と、Logic Pro の近い機能を、Steinberg と Apple の公式ページで並べてみます。
| 項目 | Cubase Pro 15 | Logic Pro |
|---|---|---|
| AI で曲をパートに分ける | Stem Separation(Pro に入った新機能) | Stem Splitter(ドラム・ベース・ボーカル・ギター・ピアノ・その他に分ける) |
| 入力した歌詞と音符を歌わせる | Omnivocal(ヤマハの歌声合成・ベータ版・Elements にも入る) | Apple 公式の紹介には無し |
| AI の演奏者に伴奏させる | Tonalic Essential(今の Pro と Artist にはクーポンで付く) | Session Player(シンセ・ベース・キーボード・ドラム) |
| マスタリングの道具 | WaveLab Go(今の Pro と Artist に入っている) | Mastering Assistant |
| 動くパソコン | Mac と Windows | Appleシリコンの Mac(iPad 版は別) |
| 公式の値段(税込) | ¥69,300(Steinberg 公式・日本) | ¥30,000(Mac 版の買い切り) |
並べてみると、AI でパートに分ける・AI に伴奏させる・マスタリングを手伝う、の3つは Logic にも近いものがあります。
いちばん大きな違いは、Cubase 15 には歌声合成の Omnivocal がベータ版で入ったことです。
ほかにも、15 ではフレーズをマス目で打ち込むパターンシーケンサーが、Pro と Artist に入りました。

Logic 側の AI の伴奏は、下のような Session Player の画面で、複雑さや強さをスライダーで決めて鳴らす仕組みです。
私は Session Player を試したうえで、ベースとピアノは自分で打つほうに戻りました。

その話はLogic の Session Players の記事に書いています。
AI の機能が増えても、私の場合はそれだけで DAW を替える理由にはならない、ということです。
ボカロ曲を作るなら、Cubase はどう見えるか
ボカロPには、Cubase を使っている人が多いと思います。
好きなボカロPと同じ DAW を使いたい、というのは、Cubase を選ぶ立派な理由です。
それに加えて、Cubase 15 には歌声合成の Omnivocal がベータ版で入りました。
Steinberg 公式の説明では、ヤマハの歌声合成で、入力した歌詞と音符を歌わせる機能です。
ただ、初心者のボカロPに DAW を勧めるなら、最初は安いもので十分だと思っています。
作曲を続けるかまだ分からない人は、GarageBand のような無料や安いものから始めて、本当に作曲をやると決めてからで遅くありません。
私は本当に機械が苦手なので、Logic Pro くらい使いやすい DAW が非常に合っていました。
最初に何をそろえたかは、ボカロPの始め方の記事にまとめています。
10万円なら要らない、私は Logic で十分
DAW で大事なのは、見栄えとプラグインだと思っています。
使いたいプラグインがちゃんと使えることと、画面が分かりやすいことです。

私の Logic のミキサーには、FabFilter などの買い足したプラグインが並んでいます。
だから、DAW そのものを特に欲しいとは思いませんでした。
Cubase Pro 15 が10万円なら、私は要りません。
好きなボカロPが使っているといった理由がなければ、今の DAW から特に変えなくていいと思います。
私が Cubase Elements のあとに、Logic を買い切りで選んだ話はこちらです。
Logic Proは買い切り?サブスク?|Mac版は今も買い切りで買える。Cubaseで挫折してLogicを選んだボカロPの考え
乗り換えるなら、どこで買うかで値段が大きく変わる
それでも Cubase にしたい人は、買う場所と版を先に見ておくと損をしにくいです。
同じ Cubase Pro 15 でも、お店と買い方で3万円以上の差があります。
| 買い方 | Steinberg 公式(日本) | Plugin Boutique |
|---|---|---|
| Cubase Pro 15(通常版) | ¥69,300 | ¥101,090 |
| Cubase Pro 15(ほかの DAW から乗り換え) | 未確認 | ¥62,740(Competitive Crossgrade) |
| Cubase Artist 15 | ¥39,600 | 見つからず |
| Cubase Elements 15 | ¥13,200 | ¥17,420 |
値段は2026年10月末の各ストアの表示で、税込です。
通常版をそのまま買うなら、Steinberg 公式(日本)のほうが Plugin Boutique より3万円ほど安いので、そこは隠さず書いておきます。
一方、Plugin Boutique には、ほかの DAW を持っている人向けの Competitive Crossgrade があります。
対象には Logic 9 以降や Ableton Live 8 以降などが入っていて、Logic を持っている人なら、通常版よりかなり安く Pro に移れます。

Cubase Pro 15 Competitive Crossgrade を Plugin Boutique で見る →
Mac か Windows かで迷っている段階なら、DTM は Mac と Windows どっちで始めるかの記事も参考にしてください。
ラック付きの DAW を調べたReason 14 の記事とも、考え方は同じです。
まとめ:Cubase Pro 15 は「替える理由がある人」の DAW
Cubase 15 は、昔の無機質な印象から変わって、見やすく綺麗な DAW になっていました。
AI でパートに分ける機能や、歌声合成の Omnivocal も入っています。
それでも、Logic で曲を作れている私には、10万円を出して替える理由が見つかりませんでした。
DAW は道具なので、好きなボカロPと同じものを使いたい、使いたいプラグインが Cubase にある、といった理由がある人が選べばいいと思います。
好きなボカロPと同じ Cubase で、全部入りの Pro から始めたい人に。
Cubase Pro 15 を Plugin Boutique で見る →
Logic などほかの DAW を持っていて、Cubase Pro に乗り換えたい人に。
Cubase Pro 15 Competitive Crossgrade を Plugin Boutique で見る →






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