Cubase Pro 15はLogicから乗り換える価値がある?|ElementsでつまずいたボカロPが、10万円なら要らないと思う理由

本記事はアフィリエイトプログラム(Plugin Boutique 等)を利用しています。リンク経由の購入で売上の一部が当サイトに還元されますが、価格は変わりません。

 

DAW は結局、道具だと思っています。

いい DAW を使ったからといって、作曲が良くなるとは限りません。

 

Cubase Pro 15 は、Steinberg が作っている DAW(曲を打ち込んで、録音して、ミックスまでするソフト)の最上位版です。

Plugin Boutique では約10万円で、10万円なら私は要らない、Logic で十分というのが、調べたうえでの結論です。

 

実は Logic の前に、Cubase Elements を持っていたことがあります。

その Cubase がいまどうなっているのかを、公式の情報と動画で確かめてみました。

 

Cubase Pro 15 を Plugin Boutique で見る →

 

Cubase Pro 15 は、Steinberg の DAW の最上位版

Cubase には、上から Pro・Artist・Elements の3つの版があります。

Pro は全部入りで、Dolby Atmos への対応や、Pro にしか入っていないプラグインがある版です。

 

Mac と Windows のどちらでも動きます。

Plugin Boutique の動作環境の欄では、空き容量が84GB必要と書かれていて、かなり大きなソフトです。

 

Plugin Boutique の Cubase Pro 15 の製品ページ(2026年10月31日時点で¥101,090)

 

Plugin Boutique で買うと、Steinberg の Download Assistant というソフトから入れて、Steinberg のアカウントに登録する流れになります。

 

公式動画の Cubase 15 は「昔より綺麗」だった

Cubase 15 の公式動画を見て、まず思ったのは「使いやすそう」でした。

トラックに色がついていて、イラストのような見た目もあり、かなり見やすくなっています。

 

 

私が Elements を使っていた頃の Cubase は、もっと無機質な画面に見えていました。

直感的に分かりにくくて、DTM が全くできない私がいきなり使うには難しすぎた、というのが当時の正直なところです。

 

それと比べると、15 は綺麗だと思います。

下の画面のように、ドラム・ベース・ギター・シンセのトラックが色で分かれていて、どこに何があるかは目で追いやすくなっています。

 

Cubase Pro 15 の画面。ドラム・ベース・ギター・シンセのトラックが色分けされて並ぶ(Plugin Boutique の製品画像)

 

Cubase 15 で入った機能と、Logic Pro にあるもの

Logic にない機能がどれくらいあるのかは、私には正直よく分かりませんでした。

そこで、Cubase 15 の新しい機能と、Logic Pro の近い機能を、Steinberg と Apple の公式ページで並べてみます。

 

項目Cubase Pro 15Logic Pro
AI で曲をパートに分けるStem Separation(Pro に入った新機能)Stem Splitter(ドラム・ベース・ボーカル・ギター・ピアノ・その他に分ける)
入力した歌詞と音符を歌わせるOmnivocal(ヤマハの歌声合成・ベータ版・Elements にも入る)Apple 公式の紹介には無し
AI の演奏者に伴奏させるTonalic Essential(今の Pro と Artist にはクーポンで付く)Session Player(シンセ・ベース・キーボード・ドラム)
マスタリングの道具WaveLab Go(今の Pro と Artist に入っている)Mastering Assistant
動くパソコンMac と WindowsAppleシリコンの Mac(iPad 版は別)
公式の値段(税込)¥69,300(Steinberg 公式・日本)¥30,000(Mac 版の買い切り)

 

並べてみると、AI でパートに分ける・AI に伴奏させる・マスタリングを手伝う、の3つは Logic にも近いものがあります。

いちばん大きな違いは、Cubase 15 には歌声合成の Omnivocal がベータ版で入ったことです。

 

 

ほかにも、15 ではフレーズをマス目で打ち込むパターンシーケンサーが、Pro と Artist に入りました。

 

Cubase 15 のパターンエディター。下の段のマス目にシンセのフレーズを打ち込んでいる(Plugin Boutique の製品画像)

 

Logic 側の AI の伴奏は、下のような Session Player の画面で、複雑さや強さをスライダーで決めて鳴らす仕組みです。

私は Session Player を試したうえで、ベースとピアノは自分で打つほうに戻りました。

 

Logic の Session Player の画面。Drummer の Pop Rock スタイルで、複雑さ・強さのスライダーとフィルの量のつまみが並ぶ

 

その話はLogic の Session Players の記事に書いています。

AI の機能が増えても、私の場合はそれだけで DAW を替える理由にはならない、ということです。

 

ボカロ曲を作るなら、Cubase はどう見えるか

ボカロPには、Cubase を使っている人が多いと思います。

好きなボカロPと同じ DAW を使いたい、というのは、Cubase を選ぶ立派な理由です。

 

それに加えて、Cubase 15 には歌声合成の Omnivocal がベータ版で入りました。

Steinberg 公式の説明では、ヤマハの歌声合成で、入力した歌詞と音符を歌わせる機能です。

 

 

ただ、初心者のボカロPに DAW を勧めるなら、最初は安いもので十分だと思っています。

作曲を続けるかまだ分からない人は、GarageBand のような無料や安いものから始めて、本当に作曲をやると決めてからで遅くありません。

 

私は本当に機械が苦手なので、Logic Pro くらい使いやすい DAW が非常に合っていました。

最初に何をそろえたかは、ボカロPの始め方の記事にまとめています。

 

10万円なら要らない、私は Logic で十分

DAW で大事なのは、見栄えとプラグインだと思っています。

使いたいプラグインがちゃんと使えることと、画面が分かりやすいことです。

 

Logic Pro のミキサー画面。各チャンネルの上の枠に Pro-Q 4 や Pro-R 2 などのプラグインが縦に並んでいる

 

私の Logic のミキサーには、FabFilter などの買い足したプラグインが並んでいます。

だから、DAW そのものを特に欲しいとは思いませんでした。

 

Cubase Pro 15 が10万円なら、私は要りません。

好きなボカロPが使っているといった理由がなければ、今の DAW から特に変えなくていいと思います。

 

私が Cubase Elements のあとに、Logic を買い切りで選んだ話はこちらです。

Logic Proは買い切り?サブスク?|Mac版は今も買い切りで買える。Cubaseで挫折してLogicを選んだボカロPの考え

 

乗り換えるなら、どこで買うかで値段が大きく変わる

それでも Cubase にしたい人は、買う場所と版を先に見ておくと損をしにくいです。

同じ Cubase Pro 15 でも、お店と買い方で3万円以上の差があります。

 

買い方Steinberg 公式(日本)Plugin Boutique
Cubase Pro 15(通常版)¥69,300¥101,090
Cubase Pro 15(ほかの DAW から乗り換え)未確認¥62,740(Competitive Crossgrade)
Cubase Artist 15¥39,600見つからず
Cubase Elements 15¥13,200¥17,420

 

値段は2026年10月末の各ストアの表示で、税込です。

通常版をそのまま買うなら、Steinberg 公式(日本)のほうが Plugin Boutique より3万円ほど安いので、そこは隠さず書いておきます。

 

一方、Plugin Boutique には、ほかの DAW を持っている人向けの Competitive Crossgrade があります。

対象には Logic 9 以降や Ableton Live 8 以降などが入っていて、Logic を持っている人なら、通常版よりかなり安く Pro に移れます。

 

Plugin Boutique の Cubase Pro 15 Competitive Crossgrade の製品ページ(2026年10月31日時点で¥62,740)

 

Cubase Pro 15 Competitive Crossgrade を Plugin Boutique で見る →

 

Mac か Windows かで迷っている段階なら、DTM は Mac と Windows どっちで始めるかの記事も参考にしてください。

ラック付きの DAW を調べたReason 14 の記事とも、考え方は同じです。

 

まとめ:Cubase Pro 15 は「替える理由がある人」の DAW

Cubase 15 は、昔の無機質な印象から変わって、見やすく綺麗な DAW になっていました。

AI でパートに分ける機能や、歌声合成の Omnivocal も入っています。

 

それでも、Logic で曲を作れている私には、10万円を出して替える理由が見つかりませんでした。

DAW は道具なので、好きなボカロPと同じものを使いたい、使いたいプラグインが Cubase にある、といった理由がある人が選べばいいと思います。

 

好きなボカロPと同じ Cubase で、全部入りの Pro から始めたい人に。

Cubase Pro 15 を Plugin Boutique で見る →

 

Logic などほかの DAW を持っていて、Cubase Pro に乗り換えたい人に。

Cubase Pro 15 Competitive Crossgrade を Plugin Boutique で見る →

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ABOUTこの記事をかいた人

Logic Pro で音楽制作をしています。インスト曲とボカロ曲を作りながら、DTM・プラグイン・ミックスで実際に試して分かったことを書いています。