DTMを始める予算は5万・10万・20万円でどう変わる?|ボカロPが「最初は DAW と歌声合成だけ」と考える理由

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5万円で始めるなら、DAW と歌声合成ソフトを買った時点で、予算はほぼ終わります。

 

Logic Pro で曲を作っているボカロPとして、私がこれから始め直すなら、最初の5万円は DAW と歌声合成ソフトの2つだけに使います。

10万円・20万円あるなら、そこに EQ・コンプ・リバーブと音源を足していく順番です。

 

逆に、私が遠回りしたのは音源を1つずつ買い集めたことでした。

この記事では、金額ごとに何を買うかと、私が買わなくてよかったと思っているものをまとめます。

 

Synthesizer V Studio 2 Pro を Plugin Boutique で見る →

 

5万円:DAW と歌声合成ソフトで、ほぼ使い切る

何も持っていないなら、まず DAW がないと何も始まりません。

DAW をそろえて、そこに歌声合成ソフトを足すと、正直それだけで5万円くらいになります。

 

たとえば Logic Pro は、Apple の公式の価格で¥30,000(税込)の買い切りです。

歌声合成ソフトの Synthesizer V Studio 2 Pro は、Plugin Boutique の通常価格で2万円を切ります。

 

Plugin Boutique の Synthesizer V Studio 2 Pro のページ(2026年10月20日時点で¥18,172)

 

この2つを合わせると、5万円の中に収まります。

ボカロ曲を作るなら、「DAW と歌声合成ソフトを合わせて5万円以内」に収めることが、最初にやるべきことだと思っています。

 

Synthesizer V を実際に使った感想は、Synthesizer V Studio 2 Pro のレビューに書きました。

Mac と Windows のどちらで始めるか迷っているなら、DTM は Mac と Windows のどちらで始めるかの記事も参考になると思います。

 

10万円:DAW に入っている音源しだいで、足すものが変わる

10万円あるときに何を足すかは、使う DAW によって変わります。

分かれ目は、DAW に最初から音源がそろっているかどうかです。

 

Logic Pro は、最初からライブラリにベース・ドラム・ピアノ・シンセなどの音色がたくさん入っています。

 

Logicの「ライブラリ」。純正だけでエレピ・ドラム・シンセなどの音色が最初から入っている

 

ドラムも、純正の Drum Machine Designer でキットを組めます。

こういう DAW なら、音源を急いで買い足す必要はありません。

 

Logic純正 Drum Machine Designer の Dusty Fingers キット。パッドとマクロつまみ

 

Logic の純正の音源でどこまでいけるかは、Logic の音源は純正で足りるかの記事にまとめています。

 

DAW に音源がそろっているなら、残りは FabFilter Essentials

音源がそろっている DAW なら、追加の5万円は FabFilter の Essentials バンドルに使っていいと思っています。

EQ の Pro-Q 4、コンプの Pro-C 3、リバーブの Pro-R 2 の3つが入っているバンドルです。

 

FabFilter Pro-Q 4でファクトリープリセットを読み込んだ状態

 

安くて性能の高いものが3つ入るので、私は単品よりも Essentials をすすめています。

ただし、EQ だけを持っていなくて、コンプとリバーブはもう持っている人なら、EQ の単品でもかまいません。

 

1つ気をつけたいのは、Essentials は通常価格だと7万円を超えることです。

10万円の枠からは少しはみ出すので、そのぶんは見ておいてください。

 

FabFilter はセールでもそこまで大きく値引きされないメーカーです。

特に EQ を学びたいやる気があるなら、セールを待たずに買ってもいいと思います。

 

FabFilter のバンドルの違いは、FabFilter のバンドルの選び方の記事にまとめています。

 

DAW に音源がないなら、ドラム・ベース・総合音源が先

10万円の段階で、DAW にほとんど音源が入っていない場合は話が変わります。

5万円で DAW と歌声合成ソフトを買い、追加の5万円はドラム音源・ベース音源・総合音源に回します。

 

20万円:EQ・コンプ・リバーブに、音源を足していく

20万円あるなら、DAW と歌声合成ソフト、FabFilter の EQ・コンプ・リバーブをそろえたうえで、残りを音源に使います。

欲しいのは、ドラム・ベース・ギター・ピアノあたりの音源です。

 

FabFilter Pro-R 2の基本画面

 

10万円の段階では、EQ・コンプ・リバーブと音源のどちらかを先に選ぶ形でした。

20万円あれば、その両方に手が届きます。

 

音源を一気にそろえるなら、Komplete が一番早い

音源をまとめてそろえるなら、私は Native Instruments の Komplete を買うかもしれません。

ドラムもベースもピアノもシンセも1つのセットで手に入るので、一番早いと思います。

 

 

Komplete には Select・Standard・Ultimate などいくつかの版があり、入っている音源の数も値段も大きく変わります。

版ごとの違いとセールの時期は、こちらの記事にまとめています。

 

KOMPLETE 26のセールはいつ?Standard・Ultimate・Selectの違い|Battery 4を単品で買ったボカロPが考える、大きなセットと1つずつの分かれ目

 

一方で、Native Instruments に無い音源で、どうしても欲しいものがあるなら、話は別です。

その場合は、その音源を中心に予算を組むほうが、あとで後悔しにくいと思います。

 

私が買わなくてよかったもの:音源を1つずつ集めたこと

今振り返って一番の反省は、音源を個別にそろえすぎたことです。

正直なところ、ドラム音源は3つもいらなかったと思っています。

 

ピアノ音源も、同じことが言えます。

 

だから、20万円の段階で音源を足すなら、Komplete のようなセットで考えるのが早いと思っています。

私が実際に何を買って、何が要らなかったかは、ボカロPの始め方の記事にも書いています。

 

今の私が始め直すなら、お金をかける順番

もし今、最初から始め直すとしたら、DAW と歌声合成ソフトのあとにお金をかけるのはEQ・コンプ・リバーブと、音源です。

音源は、Komplete があったら嬉しいと思います。

 

まとめると、私の考える順番はこうなります。

 

予算買うもの5万円DAW と歌声合成ソフト(ここでほぼ終わる)10万円(DAW に音源がある)5万円の内容+FabFilter Essentials(EQ・コンプ・リバーブ)10万円(DAW に音源がない)5万円の内容+ドラム・ベース・総合音源20万円DAW・歌声合成ソフト・EQ・コンプ・リバーブ+ドラム・ベース・ギター・ピアノの音源(まとめるなら Komplete)

 

まとめ:5万円なら、まず DAW と歌声合成ソフトだけでいい

DTM を始める予算が5万円なら、DAW と歌声合成ソフトの2つでほぼ使い切ります。

それでも、この2つがあればボカロ曲は作り始められます。

 

10万円・20万円と予算が増えたら、DAW に入っている音源を確かめてから、EQ・コンプ・リバーブか音源のどちらを先に足すか決めてください。 音源を1つずつ買い集めるより、必要なものをまとめて考えたほうが、私のような遠回りをせずに済みます。

 

Mac で、音源がそろった DAW から始めたい人に。

Logic Pro(Apple公式サイト) →

 

DAW と合わせて、最初の5万円で歌声合成ソフトもそろえたい人に。

Synthesizer V Studio 2 Pro を Plugin Boutique で見る →

 

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