Heavyocity UNCHARTED 88は買い?ピアノの中を叩いた打楽器音源を、ASCENDと比べて調べた|シネマティック寄りのボカロPの判断

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同じ Heavyocity の「ピアノの中の音」でも、ASCEND: Modern Grand は、私の曲とは少し違うと感じた音源でした。

目玉の音がアンビエント寄りで、私はアンビエントの曲を作らないからです。

 

UNCHARTED 88 も、ピアノの弦や鉄のフレームを叩いて録った音を集めた音源です。

ところが公式の動画を聞くと、こちらはアンビエントではなくシネマティック寄りで、シネマティック寄りの私に向く音でした。

 

結論は、今のセールの値段なら買ってもいい、ただ私は後回しです。

UNCHARTED 88 は持っていないので、公式の情報と動画を見て考えたことと、向く人をまとめます。

 

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UNCHARTED 88 はどんな音源か:ピアノを分解して叩いた打楽器

UNCHARTED 88 は、ピアノを弾くための音源ではありません。

ピアノを分解し、弦・鉄のフレーム・木の枠を叩いたりこすったりして録った、打楽器の音源です。

 

UNCHARTED 88のバナー。弦と鉄のフレームがむき出しになった、分解されたピアノの内部(Plugin Boutiqueより)

 

Plugin Boutique の説明では、叩く道具にはハンマーやコイン、ピックなどが使われています。

打楽器の音は238、ピアノを強く叩いた一発の音(Damage Piano Hits)は36、ループは288あります。

 

動かすには Kontakt が要りますが、無料の Kontakt Player でも使えます。

仕組みは同じ会社の Damage 2 と同じで、打楽器を並べる画面・ループの画面・キットの画面の3つに分かれています。

 

 

1つの音を、マイクの距離と演奏のしかけで変える

STAGE の画面では、鍵盤ごとに割り当てた音を、近いマイクから広いホールの響きまで混ぜて鳴らせます。

画面の C#2 には、ゴムのマレットで鉄の部分を叩いた音が入っています。

 

UNCHARTED 88のSTAGE画面。鍵盤ごとの音(C#2のRUBBER MALLET IRON 1)と、CLOSE・OH・ROOM・HALL・LFEのマイクのつまみが並ぶ(Plugin Boutiqueより)

 

SETTINGS の画面では、1つの音にだんだん大きくする・細かく連打するといった演奏のしかけを付けられます。

こちらの画面の音は、弦をピックではじいた音です。

 

UNCHARTED 88のSETTINGS画面。PLUCK BRIDGE 1(PICK)の音に、CRESC・SWELL・FLAM・ROLL・REPEATの演奏のしかけを付ける(Plugin Boutiqueより)

 

ループは、緊張感を出すリズムの土台

Loop Designer では、用意されたループを鍵盤で鳴らし、細かく刻んだり(STUTTER)、つなぎの音(TRANSITIONS)を足したりできます。

Plugin Boutique の説明では、ループは不気味でスリラーのようなものから、実験的なものまであります。

 

UNCHARTED 88のLoop Designer。KEY PULSE(LOW)のループの波形と、STUTTER・TRANSITIONSの鍵盤が並ぶ(Plugin Boutiqueより)

 

プリセットを順に鳴らす公式の動画では、どんな音が入っているかがまとめて聞けます。

 

 

公式動画の感想:軽めでリズミカルな、シネマティックの音

公式の動画は、かなりいいと思いました。

シネマティックな印象が強く、Heavyocity らしい、いい音質の音です。

 

ただ、映画の予告編のような重い音とは違います。

どちらかといえば民族楽器のような、比較的軽めでリズミカルな音が多く入っている印象でした。

 

ASCEND とは、向いている方向が違う

ASCEND: Modern Grand も、ピアノの中をチェーンや紐で鳴らした音を目玉にした Heavyocity の音源です。

公式の音を聞くと、ふつうのピアノの音はクラシック寄りで好みでしたが、目玉の音はアンビエント寄りで、私の曲とは少し違うと感じました。

 

ASCENDの三角形のミキサー。Wood・Muted・EBowの3つの音源を混ぜる位置を決める(Heavyocity公式の画像)

 

UNCHARTED 88 は、同じピアノの中の音でも、アンビエントではなくシネマティック寄りです。

シネマティック寄りの曲が好きな私には、こちらの方が向いていると思いました。

 

 

ASCEND の音と、私が少し違うと感じた理由は、こちらにまとめています。

 

Heavyocity ASCEND: Modern Grandのセールと買い時|クラシック寄りの音は好きなボカロPが、目玉のプリペアドを聴いて「自分の曲とは少し違う」と感じた理由

 

ふつうに弾くピアノの音源を探している人は、ピアノ音源のおすすめの方が合います。

 

ホラー寄りのボカロ曲や MV の演出なら使えそう、ただ重さは足りない

ボカロ曲で使うなら、ホラー寄りの曲や、MV の演出の音としては使えそうだと感じました。

Plugin Boutique の説明にも、不気味でスリラーのようなループが入っていると書かれています。

 

一方で、私はもう少し重めの音が欲しいです。

トレーラーの冒頭に鳴るような重い一発ではない音が多いので、重さを求めるなら、別の音源の方がいいと思いました。

 

軽めの音をうまく曲に合わせられるかも、少し不安なところです。

使う場面を選ぶ音源だと思います。

 

買うか:セールの値段なら買ってもいい、でも後回し

今のセールの値段なら、買ってもいいと思っています。

シネマティックなリズムや効果音として、公式動画からはいい印象を受けました。

 

それでも、重い音が欲しい私にとっては優先度が高くないので、今回は後回しにします。

 

Heavyocity のほかの音源のセールは、Heavyocity のセールのまとめにあります。

ほかの会社も含めたブラックフライデーのセールは、ブラックフライデーのまとめで見比べられます。

 

過去のセール

  • 2026年11月6日:¥12,990(通常¥25,970・49%オフ・12月18日まで・Plugin Boutique)

 

まとめ

  • UNCHARTED 88 は、ピアノの弦や鉄のフレームを叩いて録った、Kontakt 用の打楽器音源
  • 打楽器を並べる画面・ループの画面・キットの画面の3つで、リズムや効果音を作る
  • 公式動画では、軽めでリズミカルな、シネマティック寄りの音がする
  • 同じピアノの中の音でも、アンビエント寄りの ASCEND とは向きが違う
  • ホラー寄りの曲や MV の演出には使えそうだが、重い音が欲しいなら別の音源がいい
  • セールの値段なら買ってもいいが、私は後回し

 

シネマティックなリズムや効果音が欲しい人に。

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ピアノの音を、アンビエントなパッドのように使いたい人に。

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ABOUTこの記事をかいた人

Logic Pro で音楽制作をしています。インスト曲とボカロ曲を作りながら、DTM・プラグイン・ミックスで実際に試して分かったことを書いています。