公式の動画で dbx 160 をかけた音は、思った以上に前に出てきました。
かける前と後で、音のキャラクターがだいぶ変わって聞こえます。
それでも、UADx の 1176 を持っている私は、セールの値段でもこのコンプを買いません。
dbx 160 は名前も知らなかったコンプで、持っていない製品なので、使ったようには書かずに、公式の情報と動画を見た印象とを分けて書きます。
この記事では、dbx 160 がどんなコンプか、1176 と比べてどう感じたか、私が見送る理由と向く人、過去のセールをまとめます。
いまの Plugin Boutique での価格は、こちらから確認できます。
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dbx 160は、つまみ3つで前に出すVCAコンプ
dbx 160 は、dbx というメーカーの昔のコンプを、Universal Audio(UA)が正式なライセンスを受けてプラグインにしたものです。
Plugin Boutique の説明では、ソリッドステートの VCA コンプとしては最初の機材として紹介されています。

画面の主なつまみは、どこからかけ始めるかの THRESHOLD、かかる強さの COMPRESSION、出口の音量の OUTPUT GAIN の3つだけです。
アタックやリリースのつまみは無く、決めるところが少ないのが特徴です。
実機に無いものとして、元の音と混ぜる MIX と、低い音でかかり方が揺れにくくするサイドチェーンフィルターが足されています。
公式の説明では、ベースやドラムのバス、シンセに太さを出したり、ギターのパワーコードに勢いを足したりする用途が挙げられています。
今の版は UAD Native(UADx)で、UA の機材が無くても、ふつうの Mac や Windows で動きます。
使うには無料の iLok のアカウントと、UA Connect というアプリが要り、1つのライセンスで3台まで使えます。
公式の動画で感じたのは「ズバッと前に出る」
私が見たのは、Universal Audio 公式の dbx 160 の紹介動画です。
「UAD Quick Tips」という、使いどころを短く紹介するシリーズの1本です。
聞いて思ったのは、音がズバッと前に出てくるということでした。
アグレッシブで前に出す系の曲なら、そのキャラクターをさらに強くできそうです。
ただ、動画の中ではもともと強い音にかけている場面が多く、その分、変化が大きく聞こえた面もあると思います。
自分の曲の、もっとおとなしい音にかけたときに同じだけ変わるかは、動画からは分かりません。
1176と比べると似た系統、でも効きは強く感じた
私が持っている 1176 は、無料配布でもらった UADx の 1176 です。
dbx 160 の動画を見たときも、音が前に出る方向は 1176 と似た系統だと感じました。

違いとして感じたのは、効きの強さです。
体感では、dbx 160 のほうが効果が強く、1176 のほうが控えめに聞こえました。
とはいえ、私には「前に出た」という印象が強く残っていて、細かいところまでうまく比べられたわけではありません。
あくまで動画を見たうえでの、私の体感として受け取ってください。
画面の作りで言うと、1176 はレシオを 4・8・12・20 のボタンで選ぶのに対して、dbx 160 は COMPRESSION のつまみで 1 から ∞ まで回して決める形です。
1176 を持っていて、どんな場面に使っているかは、こちらにまとめています。
UADx 1176のセールはいつ?85%オフの¥5,067は買いか|無料でもらった1176を、ドラムとベースにだけ使っているボカロPの見方
1176があるので、私はセールの値段でも買わない
私の答えは、1176 があるなら、dbx 160 はいらないです。
1176 はドラムとベースに今も挿しているので、別に買い足す必要は感じませんでした。

もう1つの理由は、私の作る曲です。
私は美しい系の曲が中心で、激しい系のアグレッシブな曲はあまり作りません。
dbx 160 のよさが「強く前に出すこと」だとすると、私の曲ではその出番が少なく、すでにある 1176 に買い足す理由が見つかりませんでした。
Logic 純正の Vintage FET から無料の 1176 に移ったときの話は、Logic の Vintage FET と 1176 の記事に書いています。
激しい曲を作るなら、Heavyocity のドラムと合わせると面白そう
もし私がアグレッシブな曲を作るなら、Damage 2 のような Heavyocity のドラムと dbx 160 を合わせると面白そうだと思っています。
ふだんはアグレッシブな曲をあまり作らないので、あくまで「作るなら」の話です。

Damage 2 がどんな音かは、Heavyocity 公式の動画で聞けます。
Damage 2 のセールの時期は、Heavyocity Damage 2 のセールの記事にまとめています。
dbx 160が向く人・いらない人
dbx 160 が向くのは、激しい系・アグレッシブ系の曲が好きな人です。
ボカロの激しい系の曲や、ロックの王道をやりたい人には合うと思います。
前に出す系の曲を作っていて、1176 のような前に出すコンプをまだ持っていない人の候補です。
反対に、1176 をすでに持っている人は、急いで買い足さなくてもいいと思います。
私のように美しい系の曲が中心なら、出番は多くないと思います。
UA のほかのセールは、Universal Audio のセールの記事に、コンプ全体のセールはコンプのセールの記事にまとめています。
過去のセール
dbx 160 は、Plugin Boutique で何度も大きく値下がりしてきたコンプです。
確認できたセールは次のとおりです。
- 2023年9月:Plugin Boutique で $39.99(通常 $299・9月18日まで)(Bedroom Producers Blog)
- 2025年8月:Plugin Boutique の「Hidden Gems」で $39(通常 $199・80%オフ・8月17日まで)(rekkerd.org)
- 2026年10月17日:¥6,780(通常 ¥17,250・60%オフ・10月31日まで)

通常の価格そのものも、ドル建てで $299 から $199 へと下がってきています。
セールになる回数が多い製品なので、欲しいと決めた人は、値下がりしている時期を選んで買うのがよさそうです。
まとめ:1176が無くて、前に出す曲を作るなら候補に
dbx 160 は、つまみ3つで音をズバッと前に出せるコンプです。
私は 1176 を持っていて、美しい系の曲が中心なので、セールの値段でも見送ります。
それでも、激しい曲やロックを作る人にとっては、前に出す力の強さがそのまま買う理由になると思います。
公式の動画を聞いて、自分の曲に欲しい音だと感じたら、セールの時期を選んで手に入れてください。
ボカロの激しい系やロックの王道で、音を強く前に出したい人に。
🔥 セール中 ¥6780(通常 ¥17250)〜10/31まで:Universal Audio dbx 160 Compressor / Limiter を見る →
UAD も 1176 もまだ持っていなくて、ドラムやベースに色を付けるコンプが欲しい人に。
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