MODO BASS 2でベースを打ち込んでいて、いちばん時間を食うのがスライドです。
スライドさせたい音を打ち込んでも、弦が合っていないとスライドしてくれません。
しかも何も指定しないと、MODO BASS 2は勝手に3弦・4弦へ音を割り振ります。
狙った弦で弾かせるために、アーティキュレーションを1個ずつ打ち込むことになります。
これが面倒です。いちいち、アーティキュレーションを調べてぽちぽち操作しています。
そこで前から気になっていたのが、ToontrackのEZbassです。
「弦の指定が要らないらしい」と聞いていました。
今回、それが本当なのか、MODO BASS 2と比べて打ち込みの負担が何が違うのかを調べてみました。
私が使っているのはMODO BASS 2だけで、EZbassは使ったことがありません。
EZbassについては、公式情報とレビューで調べた内容として書きます。
ただ、スライドが楽になるなら買い替えたいですね。
MODO BASS 2とEZbassの価格は、先にここから確認できます。
MODO BASS 2 を Plugin Boutique で見る →
MODO BASS 2の面倒なところ:弦の指定
まず、私がMODO BASS 2で困っているところです。

右側に「FORCE D STRING」のような、弾く弦を指定するアーティキュレーションが並んでいます。
スライドを狙いどおりに鳴らすには、ここで弦を合わせる必要があります。
逆に言えば、弦まで自分で決められるということでもあります。
物理モデルの音源なので、どの弦のどこを押さえるかで音が変わります。
そこまで作り込めるのがMODO BASS 2の良さです。
ただ、曲を作るたびに毎回これをやるのは、正直しんどいです。
前にもいいましたが、職業作曲家でもない限り、作曲に使える時間はかなり限られます。
EZbassは「弦を自動で決める」音源
EZbassは、ToontrackのEZシリーズのベース版です。
ドラムのEZdrummerと同じく、曲作りを手伝う機能を前面に出しています。

調べて分かったのは、EZbassは基本的に、どの弦で弾くかを自動で決めるということです。
Toontrackの公式フォーラムには、ユーザーから「特定の弦で弾かせる方法が見つからない、高い音を、EZbassが高い弦に移してしまう」という投稿がありました。
つまり、弦はEZbass側が判断して割り振っているということです。
MODO BASS 2も弦の割り振りはあります。
しかし、スライドが合わない時は、手動で修正が必要です。
一方で、私がMODO BASS 2で毎回やっている「弦を指定する」作業は、EZbassでは基本的に要らないことになります。「弦の指定が要らないらしい」は、おおむね本当でした。
ただ、裏返すと、特定の弦で弾かせたいときは思いどおりにならないこともあるということです。
弦まで自分で決めたい人には、ここが物足りないかもしれません。
スライドはどう入れる?
スライドについては、EZbassの中にあるGrid Editor(MIDIを編集する画面)で指定します。
レビュー記事(Sound on Sound・MusicTech)によると、選んだ音にアーティキュレーションを割り当てたり、音と音の間にかけるスライドの種類を選んだりできます。
私がMODO BASS 2で打ち込んでいるベーストラックは、こんな感じです。
スライドやゴーストノートを入れるたびに、弦の指定もセットで入れています。

MODO BASS 2では「弦を合わせる」→「スライドを入れる」の2段階だったのが、EZbassでは「スライドを入れる」だけで済む、というイメージです。
Toontrack公式の、Grid Editorの解説動画です。
そもそも、打ち込まなくていい場面もある
EZbassのもう1つの特徴は、ベースラインを一から打ち込まなくても作れることです。

公式サイトでは、ベースを入れる方法が5つ紹介されています。
- Add Groove:ボタン1つで基本のパターンを入れる
- ドラムやキーボードのMIDIから自動生成:曲のドラムや鍵盤のMIDIを入れると、それに合うベースラインを作ってくれる
- Tap2Find:リズムを叩くと、合うパターンを探してくれる
- オーディオをMIDIに変換:録音したギターやベースのフレーズをMIDIにする
- MIDIキーボードで弾く
コードに合わせたベースラインを自動で作ってくれるのは、MODO BASS 2にはない発想です。
ボカロ曲のように、先にコードとドラムがある曲とは相性が良さそうです。

一方で、収録されているベースはModernとVintageの2本です。
MODO BASS 2のフル版は22モデル入っていて、フレットレスやアップライトもあります。
音色の選択肢は、MODO BASS 2のほうがずっと多いです。
私ならどう使い分けるか
調べてみて、私の中ではこう整理しております。
- MODO BASS 2が向く人:弦やピッキング、ベースの種類まで自分で作り込みたい人。フレットレスやスラップなど、音色の幅がほしい人
- EZbassが向く人:弦の指定に時間をかけたくない人。コードとドラムから、まずベースラインを作ってほしい人
私がMODO BASS 2を買ったのは、スライドやハンマリングを打ち込みたかったからです。
その打ち込みでいちばん時間を食っているのが弦の指定なので、「スライドを手早くたくさん入れたい曲」や「とりあえずベースラインの叩き台がほしい曲」では、EZbassのほうが楽になりそうだと感じました。
次に買うなら、やはりEZbassかなと思っています。
とはいえ、使ったことがない以上、「EZbassなら必ず楽になる」とは言い切れません。
EZbassには体験版があるので、気になる人は先に試してみるのが確実です。
MODO BASS 2を実際に使ってみた感想は、こちらのレビューにまとめています。
まとめ:弦を自分で決めるか、任せるか
- MODO BASS 2は、弦を自分で指定する必要がある。そのぶん細かく作り込める
- EZbassは、弦を基本的に自動で決める。弦の指定の手間はないが、特定の弦で弾かせたいときは思いどおりにならないこともある
- EZbassは、コードとドラムからベースラインを自動で作れる。収録ベースは2本
- 音色の幅ならMODO BASS 2、打ち込みの手早さならEZbass
EZbassはPlugin Boutiqueでは扱いがないので、Toontrackの公式サイトからの購入になります(2026年9月時点で€179)。
MODO BASS 2の版ごとの違いはMODO BASS 2はCS・SE・フル版のどれを選ぶ?に、ベース音源全体の選び方はベース音源の選び方にまとめています。
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私は、結構適当にベースをやっている部分があるので、EZbassの方が合っている感じはしますね。
それは性格だったり、時間の有無もあるので、あったものを選んでみてください。
初心者ボカロPで、知識がないならEZbassもありかなと思いますね。







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