シンセの音作りのコツ|一から作るのはイメージに近い音が無いときだけ。Pigmentsで波形→LFOの順に触る私のやり方

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1時間つまみを回して、最後はプリセットの別の音を使う。

シンセの音を一から作ると、私は今でもこうなることがあります。

 

だから最近は、自分から一から音を作ることはほとんどありません。

作るのは、イメージしている曲に近い音がプリセットに無いときだけです。

 

この記事では、そのときに私がPigmentsで触る順番と、つまずいたところをまとめます。

プリセットを選んで少し変える使い方は、別の記事に書いています。

 

Pigments を Plugin Boutique で見る →

 

Pigmentsは、音のもとを2つ選んで組み合わせるシンセ

PigmentsはArturiaのソフトシンセです。 音のもとになる「エンジン」を2つ選び、それをフィルターやLFOで変えていって音を作ります。

 

つまみを動かすと、波形の形や動きが画面に出るのが特徴です。

何を触ったら音がどう変わったかを、目でも確かめられます。

 

Arturiaの公式動画で、音と画面の動きが分かります。

 

買うまでの経緯は、Pigmentsのレビューの記事に書いています。

 

一から作るのは、リードとゲームのピコピコ音

昔は音作りそのものが楽しくて、初期の音からよく作っていました。

ただ、やり始めると時間がどんどんなくなります。

 

作り込んでいると、曲を作る時間がなくなってしまうのです。

今はプリセットから選ぶのが基本で、一から作るのは次の2つくらいです。

 

  • リード系の音
  • ゲーム音のような、ピコピコした音

 

どちらも、いい音がプリセットに見つからないときだけ自分で作ります。

私にできるのは、アナログやウェーブテーブルの音から少しずつ探していくくらいです。

 

手順1:エンジンの種類を選んで、出発点の音を決める

最初に触るのは、ENGINE 1の種類です。

エンジン名の横のメニューを開くと、Analog・Wavetable・Sample・Harmonic・Modalの5つが出ます。

 

PigmentsのSYNTH画面。ENGINE 1の種類のメニューを開き、Analog・Wavetable・Sample・Harmonic・ModalのうちWavetableを選んでいる。下の段ではLFO 3に波形が出ている

 

私が出発点にするのは、このうちの3つです。

 

  • Wavetable:いくつもの波形が並んだ表から、鳴らす波形を選ぶ。いちばんよく使う
  • Analog:昔のアナログシンセのような、シンプルな波形から始める
  • Sample:もともと入っているピアノやギターなどの音を、そのまま音のもとに使う

 

Wavetableを選んだら、鳴らしながら波形を選びます。

これが一から作るときの最初の行動です。

 

Sampleは、もともと入っている楽器の音から作りたいときの出発点です。

エンジンは2つあるので、下の画面のようにENGINE 1をWavetable、ENGINE 2をSampleにした状態にもできます。

 

PigmentsのSYNTH画面。ENGINE 1がWavetable、ENGINE 2がSampleで、右にFILTER 1(CLASSIC LP12)、下にENV AMP・ENV 2・ENV 3のエンベロープが並ぶ

 

手順2:LFOで波形をずらして、音を動かす

波形が決まったら、次はLFOです。

LFOで鳴らす波形の位置を少しずつずらして、伸ばしている間に音が変わっていくようにします。

 

これは、一から作るときの私のやりがちな手ですね。

同じ音を伸ばしていても、音色が変わり続けます。

 

画面の下の段には、LFOやエンベロープなど、つまみを動かす役が並んでいます。

色の線が出ているものが、どこかのつまみを動かしている印です。

 

PigmentsのSYNTH画面。下の段にVELO・ENV AMP・LFO 1・LFO 3など、つまみを動かす役の一覧が並び、使っているものに色の線が出ている

 

波形の位置を決めるPositionのつまみの回し方は、プリセットを触る場合と同じです。

画面つきの手順は、こちらの記事にまとめています。

Pigmentsの使い方|プリセットはタグとお気に入りで探し、波形の位置とLFOで曲の音にする。私が触る3か所

 

手順3:フィルターとエンベロープで、形を整える

そのあと、フィルターやエンベロープを触ることもあります。

ただ、毎回この順番と決めているわけではありません。

 

フィルターは、音の明るさを削って落ち着かせる場所です。

Pigmentsは種類がかなり多く、昔のアナログシンセを真似たものも選べます。

 

Pigmentsのフィルタータイプ選択メニュー。Mini・MS-20・Jup-8・SEMなど往年のアナログシンセを模したモデルが並ぶ

 

エンベロープは、鍵盤を押してから音が立ち上がり、消えていくまでの形を決めるところです。

Pigmentsでは、画面の下の段のENVELOPESにまとまっています。

 

つまずいたのは「自分がいいと思える音」にならないこと

一から作っていちばん困るのは、操作の分からなさではありません。

自分がいいと思える音に、なかなかたどり着けないことです。

 

波形を変えて、LFOをかけて、フィルターを動かして。

それでも決め手がないまま1時間ほど粘り、結局プリセットの違う音を使ったことが何度もあります。

 

なので今は、プリセットを探すほうに先に時間を使います。

近い音が見つかれば、そこから少し寄せるほうが早いです。

 

PigmentsのExplore画面。Bass・Lead・Pad・Keysなどタイプ別のタグでプリセットを絞り込める

 

ピコピコ音は、いずれ専用の音源に任せたい

ゲーム音のようなピコピコした音は、将来はSuper Audio Cart 2で解決しようと思っています。

まだ持っていない、欲しいものの1つです。

 

Super Audio Cart 2は、Impact Soundworksのレトロゲーム機の音を集めた音源です。

Impact Soundworksの公式ページでは、14,000以上のサンプルと2,500以上のスナップショットが入っていると紹介されています。

 

 

今、ポップスの中にゲームっぽいキラキラを少し足したいときの話は、Usynth PIXELの記事に書いています。

 

まとめ:一から作るなら、波形を決めてからLFO

私がPigmentsで一から音を作るときの順番は、次のとおりです。

 

  • エンジンの種類を選んで、出発点の音を決める(Wavetable・Analog・Sample)
  • LFOで波形の位置をずらし、伸ばしている間に音を動かす
  • 必要ならフィルターとエンベロープで形を整える

 

ただ、一から作るのは時間がかかります。

無理に一から作らず、近いプリセットから寄せるのも立派なやり方です。

 

Plugin BoutiqueのPigments 7の製品ページ(2026年10月26日時点で¥34,680)

 

音の変化を画面で見ながら、シンセの仕組みも覚えたい人に。

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ABOUTこの記事をかいた人

Logic Pro で音楽制作をしています。インスト曲とボカロ曲を作りながら、DTM・プラグイン・ミックスで実際に試して分かったことを書いています。