Melody Sauce 3はメロが浮かばないボカロPに要る?|昔買いかけた私が「たたき台とBGMならあり」と見た理由

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Melody Sauce は、昔、買おうか迷っていたプラグインです。

メロが自動で出てくるなら作曲が楽になるかも、と思っていました。

 

その Melody Sauce が3になり、メロだけでなくコードとベースも出せるようになりました。

改めて公式の動画と説明を見た結論は、¥12,001 なら私は買わないです。

 

ただ、曲の「たたき台」を出す道具としてなら、使い道はあると思っています。

ゲームの伴奏や BGM のような用途なら、そのまま使えるレベルだとも感じました。

 

私は Melody Sauce 3 を持っていません。

この記事の印象は、EVAbeat の公式の説明と紹介動画から感じたものです。

 

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Melody Sauce 3 は、ボタンでメロ・コード・ベースを出すプラグイン

Melody Sauce 3 は、EVAbeat のメロディを作るプラグインです。

ジャンルとスタイルを選んで、真ん中のパッドを押すと、メロ・コード・ベースが MIDI で出てきます。

 

Melody Sauce 3 の画面。左上でジャンルを選び、中央のパッドを押すとメロ・コード・ベースが出る(EVAbeat 公式)

 

公式で選べるジャンルは、トラップ・ヒップホップ・R&B・ポップ・ラテン・EDM・ハウス・テクノの8つです。

パッドは「LIGHT と DARK」「SIMPLE と COMPLEX」の向きに並んでいて、押す場所で雰囲気が変わる作りに見えます。

 

出てきた MIDI は、DAW のトラックにドラッグして、手持ちの音源で鳴らせます。

Logic Pro では、AU のほかに MIDI FX(MIDI エフェクト)としても使えると公式に書かれています。

 

Plugin Boutique の Melody Sauce 3 の製品ページ(2026年11月3日時点で¥12,001)

 

3 で増えたのは、コードとベース、それに「一部だけ作り直す」

2までのメロだけの道具から、3ではコード進行とベースまで出せるようになりました。

公式によると、コード進行は1,000通り以上、コードとベースのリズムは140種類以上あります。

 

Melody Sauce 3 のコード進行・コードとベースのリズム・メロの生成の説明(EVAbeat 公式)

 

出てくるメロの長さも、3では8小節になりました。

Maj9 や sus2 のようなコードも使え、出てきた進行はあとから直せます。

 

自分のコードを読み込んで、それに合うメロを出す

自分で作ったコードの MIDI を読み込むと、キーとコードを判定して、それに合うメロを出してくれます。

コードは決まっているのにメロが出てこない、というときの使い方です。

 

Melody Sauce 3 の MIDI の読み込みとコードの判定、ピアノロール、Chord Fit と Movement の説明(EVAbeat 公式)

 

Chord Fit で「メロがどれだけコードに沿うか」、Movement で「なめらかに動くか、跳ねるか」を決められます。

コードの音から外れない安全なメロから、冒険したメロまで振れる、という説明です。

 

気に入った部分だけ残して、残りを作り直す

画面の中のピアノロールで、出てきたメロの音を1小節ずつ直せます。

さらにフレーズロックを使うと、気に入った部分を固定して、その周りだけ新しく作り直せます。

 

Melody Sauce 3 に入っているものの一覧。ピアノロールのフレーズロック、8ジャンルの350のスタイルなど(EVAbeat 公式)

 

3.1 では、手持ちの音源プラグインを Melody Sauce 3 の中で読み込んで鳴らせるようになりました。

100以上のボイシング(コードの音の積み方)と、WAV での書き出しも増えています。

 

Melody Sauce 3.1 で増えたプラグインの読み込み、100以上のボイシング、オーディオの書き出し(EVAbeat 公式)

 

紹介動画を聴いて:手軽だけど、ボカロで受けるメロは別の話

紹介動画を見て、まず思ったのは手軽さでした。

ジャンルもかなり多く、ボタン1つでそのジャンルらしいものが出てきます。

 

 

一方で、ボカロで受けるようなメロを出すのは難しいと感じました。

出てくるのは「それっぽいジャンルの、コードに合ったメロ」です。

 

それだけで何万回も再生される曲になる、というものではありません。

ただ、たたき台としては十分なものが出てくるので、使い道はあると思います。

 

InstaComposer や Scaler 3 と同じ道具か

ボタンで作曲の材料を出すプラグインには、W. A. Production の InstaComposer もあります。

InstaComposer と Melody Sauce 3 は、違う道具だと私は思っています。

 

InstaComposer 4 を調べたときの私の考えは、InstaComposer 4 の記事に書いています。

そのとき思ったのは、少しでも作曲ができるなら、自分で作るほうがいいということでした。

 

私が持っているのは Scaler 3 です。

Scaler 3 は、コード進行そのものを作らせるより、次のコードの候補を見て Logic で直す使い方をしています。

 

歌詞を先に書くボカロ曲だと、出たメロはそのままでは歌えない

ボカロ曲で使うなら、いちばん気になるのは歌詞との相性です。

歌詞を先に書くと、言葉の発音によっては音程がおかしく聞こえることがあります。

 

そのため、ランダムに出てきたメロを、そのまま歌声合成に歌わせるのは難しいです。

歌声合成との相性は、そこまで良くないと思っています。

 

使うなら、出てきたメロをたたき台にして、歌詞に合わせて音を入れ替えていく形です。

それなら十分ありだと思います。

 

私自身、メロが浮かばないときは、スケールに合った音を適当に並べてみるしかありません。

歌メロを作る順番は、こちらの記事に書いています。

 

ボカロ曲のメロディの作り方|歌メロは「ドラムとベースのあと」に作る。歌詞を先に書くボカロPの順番と、歌わせてから直すところ

 

ゲームの伴奏や BGM なら、話が変わる

最近はゲームの作曲が増えて、曲が足りなくて困ることがありました。

歌の入らない伴奏や BGM なら、Melody Sauce 3 で出てくるものでも使えるレベルだと思います。

 

歌詞に合わせる必要がないので、ジャンルを選んで出した MIDI を曲の土台にしやすいと思います。

数をそろえたい BGM づくりなら、たたき台を出す道具として役に立ちそうです。

 

¥12,001 で買うか

私は、¥12,001 なら買いません。

それでも、たたき台としても BGM としても使えるので、必要な人には意味のある道具だと思います。

 

向くのは、まず何か音が出てくるところから曲を始めたい人です。

歌の入らない BGM をたくさん作りたい人にも合うと思います。

 

逆に、歌メロを自分で作れている人なら、急いで買わなくていいと思います。

 

過去のセール

  • 2026年11月2日〜11月15日:Plugin Boutique で¥12,001(通常¥17,250・30%オフ)

 

まとめ:歌メロより、たたき台と BGM の道具

Melody Sauce 3 は、ジャンルを選んでパッドを押すだけで、メロ・コード・ベースが出てくる手軽な道具です。

ただ、ボカロの歌メロにそのまま使うより、たたき台や BGM づくりで生きるものだと見ています。

 

ジャンルを選ぶだけで、メロ・コード・ベースのたたき台を出したい人に。

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コードの候補を見ながら、メロは自分で作りたい人に。

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ABOUTこの記事をかいた人

Logic Pro で音楽制作をしています。インスト曲とボカロ曲を作りながら、DTM・プラグイン・ミックスで実際に試して分かったことを書いています。