Buttr は、実際のギタリストが弾いて録った何千ものコードを、キーとコードの種類を選んで並べるだけで鳴らせるギター音源です。
ギターを弾けなくても、本物の人が弾いた手ざわりのコードを曲に入れられる、というのが売りの新しい製品です。
私はこの製品を、今回調べるまで知りませんでした。
公式の動画を見て、何千ものコードが入っているのはいいと思いました。
ただ、私が欲しいのはリフのようなかっこいいフレーズで、約7,000円でも私はいらないという答えになりました。
どんな製品で、どこが合わなかったのか、どんな人なら合いそうかを書いていきます。
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Buttrは、本物のギターのコードをMIDIで並べる音源
Buttr は、Buttr FX という会社のギター音源です。
中身は、スタジオで実際のギタリストが弾いたコードの録音で、それを鍵盤やMIDIから鳴らします。

画面の真ん中にフライパンの絵がある、少し変わった見た目です。
ギターはエレキ・ナイロン弦・スチール弦があり、参加しているギタリストごとにパックが分かれています。
コードの選び方や鳴らし方は、Buttr FX 公式のインストールと紹介の動画で見られます。
キー・コードの種類・弾き方を選んで、MIDIにドラッグする
コードは、12のキーそれぞれで、メジャー・マイナー・ディミニッシュ・ドミナント7の4種類が入っています。
どれも何通りかの押さえ方(VARIATION)があり、画面の下の表示で左右の矢印を押して選びます。

右の PLAYSTYLE は弾き方の選択で、公式サイトにはジャカジャカと弾く Strum のほか、Pluck などが並んでいます。
選んだコードは、そのままDAWのMIDIトラックにドラッグして置けます。
画面の上には I〜VII の数字が並んでいて、キーの中のどのコードかを番号で選べます。
コードを1つずつ並べて自分で進行を作るほか、参加しているギタリストが作った進行のプリセットから始めることもできます。

エフェクトは5つ、音を揺らす・響かせる・古くする
画面の下の列には、5つのエフェクトが並んでいます。
音程を揺らす WOBBLE、響きを足す REVERB、テープのような質感にする TAPE、音量を拍に合わせて上下させる PUMP、音のこもり具合を変える FILTER です。

並んでいるエフェクトを見ると、ギターを前に出すというより、ゆったりした曲の背景に、ギターのコードを柔らかく敷くための作りに見えます。
私が動画で感じた印象とも、ここは合っていました。
動画の例は、長く伸ばすコードばかりだった
公式の動画を見ていて気になったのは、見えていた例が基本白玉(長く伸ばすコード)だったことです。
何千ものコードが入っていても、しっかりしたフレーズがどのくらい入っているのかは、動画からは分かりませんでした。
ほかの紹介動画もいくつか見ましたが、やはり白玉の長い音が多い印象でした。
アンビエントのような、ゆったり伸ばすコードの使い方が中心に見えます。
コードの伴奏がすぐ手に入るのはありがたいです。
ただ、ギターに私が欲しいのは、リフのような、もっとかっこいい系のフレーズです。
Ample GuitarやVirtual Guitaristを持っていると、ほぼ重なる
私はギター音源として、Ample Guitar TC と UJAM の Virtual Guitarist を持っています。
この2つがあると、Buttr の役目はほぼ重なっていると思いました。
Ample Guitar TC は、Riffer という画面で弦ごとに音を置いて、リフやソロまで打ち込めるギター音源です。

Ample Guitar TC の音は、Ample Sound 公式のデモで聞けます。
Riffer の使い方は、こちらの記事で手順ごとに書いています。
Ample Guitar の Riffer の使い方|最初は何をしていいか分からなかったボカロPが、ギターを曲の主役にできるようになるまで
Virtual Guitarist は、鍵盤を押すだけで、ギターの伴奏のパターンを鳴らしてくれる音源です。
伴奏だけを安く鳴らしたい人には、これで十分だと私は思っています。

IRON 2 の画面と音は、UJAM 公式の紹介動画で見られます。
ただ、Buttr が白玉のコードに特化しているのだとしたら、そこは別物かもしれません。
本物のギタリストが弾いた長いコードの響きを、そのまま敷けるのは、ほかの2つとは違うところです。
2つの詳しい中身は、Ample Guitar TC のレビューとVirtual Guitarist のレビューに書いています。
速いロック系のボカロ曲に、使えそうに見えるか
ギターを弾けないボカロPが、コードを並べるだけでギターの伴奏を作れるのは、たしかに便利そうです。
ただ、速いロック系のボカロ曲で使えそうには、私には見えませんでした。
速いロックで欲しいのは、刻みやリフのように前に出てくるギターです。
動画で見えた長く伸ばすコードだけでは、ボカロ系の曲だと正直厳しいと思いました。
もしかしたら、実際に使ってみると印象が変わるのかもしれません。
公式サイトには14日間の無料体験があるので、気になる人は、自分の曲に合うかを試してから決められます。
買うか・待つか・いらないか
私の答えは、約7,000円でもいらないです。
聞こえた音が、私の好みのギターの感じではありませんでした。
合いそうなのは、長く伸ばすコードの伴奏を、本物のギターの響きで曲の後ろに敷きたい人です。
ゆったりした曲やアンビエントのような曲が多い人なら、白玉に特化している点が、手持ちの音源にない強みになるかもしれません。
逆に、リフやソロも打ち込みたいなら Ample Guitar、伴奏のパターンを安く鳴らしたいなら Virtual Guitarist のほうが、私は合っていると思います。
ギター音源の選び方は、ギター音源の選び方の記事にまとめています。
ブラックフライデーのほかのセールは、ブラックフライデーのまとめで見られます。
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まとめ:白玉のコードを本物のギターで敷きたい人向けの音源
Buttr は、実際のギタリストのコードを、キーと種類と弾き方で選んで並べるギター音源です。
ギターを弾けなくても、本物の手ざわりのコードがすぐ手に入るのは魅力です。
一方で、動画で見えた例は長く伸ばすコードが中心で、リフが欲しい私や、速いロック系のボカロ曲には合わないと感じました。
Ample Guitar や Virtual Guitarist を持っている人は、役目が重ならないかを先に考えてみてください。
長く伸ばすコードの伴奏を、本物のギターの響きで敷きたい人に。
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リフやソロまで、自分でギターを打ち込みたい人に。
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ギターの伴奏のパターンを、手軽に安く鳴らしたい人に。
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