Dawesome x Excite Audio Effects Bundleのセールと買い時|LOVE 2とHATEが気になったボカロPが、今回は見送る理由

本記事はアフィリエイトプログラム(Plugin Boutique 等)を利用しています。リンク経由の購入で売上の一部が当サイトに還元されますが、価格は変わりません。

 

Dawesome x Excite Audio Effects Bundle は、Plugin Boutique だけで売られているエフェクト4本のセットです。

Excite Audio の Motion シリーズから2本、Dawesome の LOVE 2 と HATE の2本が入っています。

 

Excite Audio は前から知っていましたが、Dawesome という名前は、このバンドルで初めて知りました。

4本の動画を見て、気になったのは LOVE 2 と HATE の2本です。

 

先に結論を書くと、手持ちのエフェクトで代わりが利くなら、急いで買わなくていいバンドルだと思っています。

一方で、曲がいつも同じ感じになってしまうときに、新しい風を入れる道具としてなら、ありだと感じました。

 

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中身は「空間」「歪み」「グラニュラー」を動かす4本

入っているのは、次の4本です。

 

Dawesome x Excite Audio Effects Bundleの4本。上にHATEとLOVE 2、下にMotion: DimensionとMotion: Harmonic(Plugin Boutiqueの製品画像)

 

  • Motion: Dimension(Excite Audio):ディレイ2つとリバーブの空間系
  • Motion: Harmonic(Excite Audio):歪み・ビットクラッシュ・フィルター
  • LOVE 2(Dawesome):グラニュラーを中心にしたマルチエフェクト
  • HATE(Dawesome):29種類の歪みを重ねられるディストーション

 

Plugin Boutique の説明では、LOVE 2 がきれいな側を、HATE が荒々しい側を受け持ち、Motion の2本がその音に動きを付ける、という組み合わせです。

ボーカルを広げる、ドラムのバスを壊す、止まって聞こえるシンセのループを動かす、といった使い方が挙がっています。

 

Dawesome は、シンセの Kult・Novum・Myth を作った開発者で、製品は Tracktion から出ています。

このバンドルの通常の価格は、4本を単品の通常価格で買ったときの合計と同じです。

 

Motion: Dimension:ディレイ2つとリバーブを六角形で動かす

Motion: Dimension は、ディレイ2つとリバーブを1台にまとめた空間系のエフェクトです。

3つの並び順は、ルーティングの欄で入れ替えられます。

 

Motion: Dimensionの画面。左に六角形のコントローラー、右にDelayとReverbのつまみとRouting(Plugin Boutiqueの製品画像)

 

Motion シリーズの特徴は、画面左の六角形のコントローラーです。

カーソルを動かすと、割り当てた6つのつまみが一緒に動き、通り道を決めて自動で動かすこともできます。

 

入ってくる音の大きさに反応して動かす機能もあり、プリセットは250個です。

 

実は、この Motion: Dimension は私の Logic にも入っていました。

手に入れた経緯ははっきり覚えていませんが、Plugin Boutique で配られていたものだったと思います。

 

LogicのプラグインとしてMotion: Dimensionを開き、プリセットの一覧を出した画面。左にCreative・Drums・Send・Vocalsなどのカテゴリー(運営者の画面)

 

ただ、使ったときの記憶では、とても重く、1つ挿しただけでパソコンが動かなくなるほどだった気がします。

そのため、私にとっては少し扱いが厳しいプラグインだった記憶があります。

 

Plugin Boutique の公式チャンネルに、使い方の動画があります。

 

 

Motion: Harmonic:歪みとビットクラッシュとフィルター

Motion: Harmonic は、同じ六角形のコントローラーで歪みを動かすエフェクトです。

中身は、ビットクラッシュ・ディストーション・ピークフィルター・ローパス/ハイパスフィルターの4つです。

 

Motion: Harmonicの画面。左に六角形のコントローラー、右にBitcrush・Distortion・Peak Filter・HP/LP Filterのつまみ(Plugin Boutiqueの製品画像)

 

軽く温かみを足すところから、音を大きく崩すところまでを1台で受け持ちます。

こちらもプリセットは250個です。

 

Motion シリーズには、グラニュラーの Motion: Fractal もあります。

Excite Audio のほかの製品をまとめて見たい人は、Excite Audio Bundle のセールの記事を参考にしてください。

 

 

LOVE 2:グラニュラーは好き。でも想定より「怪しい」音だった

LOVE 2 は、グラニュラーのエンジンを中心にしたマルチエフェクトです。

音を細かい粒に分けて並べ直し、そこに6つのスロットでエフェクトを重ねていきます。

 

Dawesome LOVE 2の画面。上にグラニュラーの波形表示、下にGRAINS・SATURAT・LOOPHOLE・DISTORT・GRAINS 2・DELAYの6つのスロット(Plugin Boutiqueの製品画像)

 

スロットに入れられるモジュールは20種類以上で、ドラッグで順番を入れ替えられます。

プリセットは250以上あり、前の版の LOVE 1 のプリセットも読み込めます。

 

私はグラニュラーのエフェクトが好きなので、4本の中でまず LOVE 2 に目が行きました。

ただ、動画で聞いた音は、思っていたより「怪しい」寄りでした。

 

もっときれいな方向の音も作れるのだと思います。

それでも、私が聞いた範囲では、普段の曲にそのまま使うのは難しそうだと感じました。

 

 

HATE:29種類の歪みは面白い。使えるかは触ってみないと分からない

HATE は、29種類の歪みのモジュールから最大6つを選び、エフェクターボードのように重ねていくディストーションです。

もう1つの特徴は、好きなオーディオファイルから歪みの形を作れるウェーブテーブル式の歪みです。

 

Dawesome HATEの画面。中央にウェーブテーブルの立体表示、下にCRUSH・MULTI FIL・SATURAT・GAIN・DISTORTなど6つのスロット(Plugin Boutiqueの製品画像)

 

動画を見て、素直に面白いと思ったのはこちらでした。

特に、歪みが29種類もあるところです。

 

ただ、それが自分の曲でどれくらい使えるかは、正直わかりません。

実際に触ってみないと判断できない、というのが今の感想です。

 

 

手持ちのプラグインで、代わりになるもの

4本のうち、私の手元にあるのは Motion: Dimension だけです。

Motion: Harmonic・LOVE 2・HATE と、まったく同じことができるプラグインは持っていません。

ただ、役目ごとに見ると、近いものは手元にあります。

 

Motion: Dimension のような空間系は、FabFilter のリバーブとディレイ、それに Logic 標準のディレイで足りています。

Logic のディレイの使い方は、Logic のディレイの記事にまとめています。

 

グラニュラーの役目は、Output Portal が担当しています。

 

LogicのPianoトラックに挿したOutput Portalのメイン画面。中央に円形のグレインクラウド表示、右側にMACRO 1とMACRO 2の大きなつまみ、REVERSEスイッチ、DRY/WETスライダー

 

Portal をボカロ曲でどう使っているかは、Output Portal のレビューに書いています。

 

HATE と Motion: Harmonic の歪みに近いのは、iZotope の Trash です。

複数の歪みを組み合わせて音を崩していく、という方向が似ています。

 

iZotope Trashのメイン画面。TRASHモジュールに2つのディストーション、右にCONVOLVE、下にENVELOPEとFILTER、上部に4バンドに分けられる帯域表示

 

Trash をどんなトラックに挿しているかは、こちらにまとめています。

iZotope Trash レビュー|セールで飛びついた、歪みは強いけど出番は限定的だったボカロPの話

 

2万2,000円ほどでも、今の私には要らない

このバンドルが2万2,000円ほどまで下がっていても、正直なところ、欲しいとは思いませんでした。

空間系・グラニュラー・歪みのどれも、手元のプラグインで役目が埋まっているからです。

 

気になった LOVE 2 と HATE も、LOVE 2 は普段使いには難しそうで、HATE は使ってみないと分からない、という段階です。

その状態で4本まとめて買うには、まだ決め手が足りません。

 

向いているのは、面白い音・特殊な音が欲しい人

私は見送りですが、このバンドルが合う人はいると思います。

 

1つは、面白い系・特殊系のエフェクトが欲しい人です。

4本とも、音を整えるというより、音を動かしたり崩したりする方向の道具です。

 

もう1つは、作曲がマンネリになっている人です。

いつも同じような曲しかできないと感じたとき、新しい風を吹き込むために使うのはありかなと思っています。

 

過去のセール

このバンドルは Plugin Boutique だけで売られている組み合わせのため、中の製品ごとの値動きもあわせて並べます。

  • 2025年3月:HATE の発売時の価格が $35.40(通常 $59)(出典:KVR Audio)
  • 2026年2月:LOVE 2 の発売時の価格が $49(通常 $69)(出典:Sound On Sound)
  • 2026年9月:Motion: Dimension が、Motion: Fractal と Minimal Audio の Fuse Compressor・Flex Chorus を合わせた別のバンドル(4本・Plugin Boutique 限定)に入って $59(76%オフ・9月30日まで)(出典:rekkerd.org)
  • 2026年10月20日:このバンドルが¥22,271(通常¥44,840・50%オフ・11月1日まで。Plugin Boutique)。同じ日の単品は、Motion: Dimension と Motion: Harmonic が各¥6,808(50%オフ・10月31日まで)、LOVE 2 が¥9,400、HATE が¥7,900

 

Plugin BoutiqueのDawesome x Excite Audio Effects Bundleの製品ページ(2026年10月20日時点で¥22,271・通常¥44,840・50%オフ)

 

10月20日の単品の値段で4本をそろえると¥30,916で、4本とも使うならバンドルの方が安くなります。

一方で、LOVE 2 と HATE の2本だけなら単品の合計は¥17,300で、この日は2本だけ買う方が安く済みました。

 

Excite Audio のほかの製品のセールは、Lifeline Console のセールの記事にもまとめています。

ブラックフライデーのほかの製品のセールは、ブラックフライデーのまとめに会社ごとにまとめています。

 

まとめ:4本とも使う人と、2本だけ気になる人で答えが変わる

Dawesome x Excite Audio Effects Bundle は、空間系・歪み・グラニュラーを、動かしたり崩したりする方向でまとめた4本のセットです。

通常の価格は単品の合計と同じで、Plugin Boutique のセールのときに買う理由が出てきます。

 

私は手持ちのプラグインで役目が足りているので、今回は見送りました。

それでも、面白い音を足したい人や、曲のマンネリを抜けるきっかけが欲しい人には、選ぶ理由があるバンドルです。

 

いつもの曲に、変わった空間や歪みで新しい風を入れたい人に。

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複数の歪みを組み合わせて音を崩す道具を、まず1本持っておきたい人に。

iZotope Trash を Plugin Boutique で見る →

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