Logicで一部分だけエフェクトをかけるには?|返しの音量・Mix・オン・オフを使い分けるボカロPの、RC-20やShaperBoxでの線の書き方

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RC-20 の DIGITAL を、声の1か所にだけ一瞬混ぜる。

そんなとき私は、Logic のオートメーションで、RC-20 の Mix を0から50くらいまで上げています。

 

曲の中で「ここだけ」エフェクトをかけたい場面は、意外とよくあります。

私の場合は、ボーカルの1か所だけに Shimmer をかけたり、ディレイをボーカルにだけ大きくかけたりするときです。

 

ライザーやテープストップを入れるときも、かけるのは一部分だけです。

やり方は、エフェクトによって返しの音量・Mix・オン・オフの3つを使い分けています。

 

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どのやり方も、オートメーションの線で「ここだけ」を決める

3つのやり方は、どれも Logic のトラックのオートメーションで、動かしたいものを選んで線を書きます。

私は線をなめらかなカーブにはせず、点を打って直線でつなぐことが多いです。

 

オートメーションの表示のしかたや、点の打ち方は、こちらにまとめています。

Logicのオートメーションの書き方|カーブは使わず、点を打って直線でつなぐだけでサビとAメロの差を出す

 

使い始めたころ、書いた線が少しずれることはありました。

ただ、困るほどのつまずきは特にありませんでした。

 

Logic でエフェクトを途中だけ止めるやり方は、ほかにもあります。

英語ですが、5つのやり方を並べて見せている解説動画です。

 

Shimmer やディレイは、返しのトラックの音量を動かす

Shimmer やディレイは、ボーカルに直接挿さず、返しのトラックに挿して使っています。

なので「ここだけ」かけたいときは、その返しのトラックの音量にオートメーションを書きます。

 

Logicのvocal shimmerの返しのトラック。ふだんは-∞dBで、2か所だけ-3.0dBまで短く上げる音量のオートメーションを書いている

 

上の画面では、Shimmer の返しを、ふだんは音の出ない -∞dB にしています。

上げているのは、ここぞという2か所だけです。

 

ディレイも同じやり方で、ボーカルのディレイの返しを、場面ごとに上げ下げしています。

 

Logicのchorus delayの返しのトラック。-∞dBと-15.7dB・-13.2dBのあいだを、場面ごとに切り替えるように音量のオートメーションを書いている

 

返しの使い分けは、ボーカルのオートメーションの記事で詳しく書いています。

 

RC-20 は、Mix を0から50くらいまで上げる

RC-20 Retro Color は、ノイズや揺れ、歪みなどを足して、音を古い機材で録ったような質感にするプラグインです。

NOISE・WOBBLE・DISTORT・DIGITAL・SPACE・MAGNETIC の6つのモジュールが並んでいます。

 

LogicでRC-20 Retro Colorを開いた画面。NOISE・WOBBLE・DISTORT・DIGITAL・SPACE・MAGNETICの6つのモジュールが並び、DIGITALのモジュールにもRATE/BITS・SMOOTH・MIXのつまみがある(この画面ではDIGITALはオフ)

 

私が RC-20 にオートメーションを書くのは、ここだけ少しレトロにしたいときです。

DIGITAL は、RATE と BITS のつまみで、音を粗いデジタルっぽい質感にするモジュールです。

 

この DIGITAL を声に一瞬だけ出したいときは、Mix を0から50くらいまで上げます。

0の点と50の点を打って直線でつなげば、その区間だけ DIGITAL の音が混ざります。

 

Mix なら、エフェクトを切らずに、混ぜる量だけで「ここだけ」を作れます。

VocalSynth 2 を一部分だけかけたときも、バイパスで切れないときは Mix を0%にする、というやり方でした。

 

RC-20 をどこに挿して、どのつまみを使っているかは、RC-20 の使い方の記事に書いています。

 

 

ライザーやテープストップは、オン・オフで切り替える

エフェクトそのもののオン・オフ(バイパス)を、オートメーションで動かすこともあります。

ShaperBox で作ったライザーは、バイパスのオン・オフで管理しています。

 

ShaperBox 3 は、音量やフィルターなどの動きを線で描いて、音にかけるプラグインです。

下の画面は、フィルターが4小節かけて開いていくライザー(プリセットの Vanilla Whoosh)です。

 

ShaperBox 3のFilterのシェイパー。プリセットVanilla Whooshを読み込み、Syncで4小節かけてフィルターが開いていくライザーの線

 

ライザーは、鳴らしたいところだけオンになるよう、オン・オフの線を書いています。

ShaperBox のほかの使い方は、ShaperBox 3 のレビューにまとめています。

 

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Vinyl のテープストップは、オンとオフの2つだけ

iZotope の無料プラグイン Vinyl のテープストップも、オン・オフで管理しています。

Vinyl の Spin Down は、音がだんだん遅く、低くなって止まる効果です。

 

この Spin Down には、オンとオフしかありません。

なので、止めたいところでオンにして、そのあとオフに戻す線を書きます。

 

LogicのトラックのオートメーションでiZotope VinylのSpin Downを選び、onとoffの2つの値だけを直線でつないで、1か所だけテープストップをかけているところ

 

画面では、トラックのオートメーションで Spin Down を選び、1か所だけ on にしています。

on から off へも、点を打って直線でつないでいるだけです。

 

Vinyl のほかの使い方は、Vinyl の記事に書いています。

 

 

まとめ:量を変えたいなら Mix、オンとオフだけなら切り替え

Logic で一部分だけエフェクトをかけるとき、私が使い分けているやり方です。

  • Shimmer やディレイは、返しのトラックの音量を、その場所だけ上げる
  • RC-20 は、Mix を0から50くらいまで上げて、混ぜる量で「ここだけ」を作る
  • ShaperBox のライザーや Vinyl のテープストップは、オン・オフを切り替える
  • どれも、点を打って直線でつなぐだけで書ける

 

どれを選ぶかは、エフェクトの形しだいです。

量を変えたいものは Mix、オンとオフしかないものは切り替えと考えると、迷わずに済むと思います。

 

ここだけ少しレトロにしたり、DIGITAL を一瞬だけ混ぜたりしたい人に。

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ライザーをプラグインで作って、オン・オフでまとめて管理したい人に。

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ABOUTこの記事をかいた人

Logic Pro で音楽制作をしています。インスト曲とボカロ曲を作りながら、DTM・プラグイン・ミックスで実際に試して分かったことを書いています。