DTMで耳コピができない初心者へ|苦手な私はメロディから。LogicのFlex Pitchで「だいたいの音程」を出すやり方

耳コピが苦手なら、まずはメロディだけを取れれば十分です。

全部の音を耳で聞き取れなくても、曲作りは進められます。

 

そう言えるのは、私自身が耳コピを基本的にできないからです。

この記事では、耳コピができない私が「どこから手をつけるか」「Logic Pro のどの機能に頼ったか」「コードが分からないときどうしたか」をまとめます。

 

耳だけで音を取るのは、私も基本的にできない

正直に書くと、私は耳だけで曲の音を聞き取るのは、基本的にできません。

音を確かめたいときは、MIDI などの助けを借りてやっています。

 

耳コピについて調べると、「全部のパートを聞き取れるようになろう」という話が多く出てきます。

ただ、それができないと曲が作れないかというと、そんなことはありません。

 

耳コピが得意でなくても、ボカロ曲は作れます。

大事なのは、全部やろうとせず、取りやすいところから手をつけることだと思っています。

 

耳コピするならメロディとベースから

それでも耳コピをするなら、私が取りにいくのはメロディとベースのあたりです。

 

耳コピが苦手なときの順番:メロディ→ベース→コード

 

苦手な人に勧めるなら、いちばん分かりやすいのはメロディです。

 

メロディが取れたら、次はベースです。

コードは、分からなければ無理に聞き取らなくてかまいません。

 

このあたりは後の見出しで書きます。

 

Logic の Flex Pitch で、歌メロの「だいたいの音程」を出した

耳だけでは音程が分からなかったとき、私が頼ったのは Logic Pro の Flex Pitch でした。

歌のオーディオに Flex Pitch をかけると、音の高さがノートのブロックとして表示されます。

 

Logic Pro の Flex Pitch で歌の音程を表示した画面

 

これは私の Logic の画面です。

左の鍵盤と見比べると、それぞれの音がだいたいどの高さにあるのかが分かります。

 

歌メロを耳コピしたとき、この表示を見ながら近い音程を出したことがあります。

ただ、全部が完璧に合うわけではありません。

 

画面を見ても、ブロックが細かく分かれたり、線が大きく揺れたりしているところがあります。

あくまで、だいたいの音程が分かるという使い方です。

 

Apple 公式のユーザガイドでも、Flex Pitch を選ぶとオーディオの中の音が、ピアノロールエディタのノートと同じように表示されると説明されています。

 

Flex Pitch でオーディオがピアノロールのようなノートで表示される(Apple 公式ユーザガイド)

 

出典:Mac用Logic ProでFlex Pitchを使ってピッチとタイミングを編集する(Apple サポート)

 

Flex Pitch の画面の出し方や基本の操作は、動画で見るとつかみやすいです。

ピッチ修正の使い方の解説ですが、音程がノートで表示されるところまでの流れが分かります。

 

 

オーディオから MIDI を作る機能もある(Apple 公式の説明)

Logic には Flex Pitch のデータから MIDI トラックを作る機能もあります。

私はこの機能で耳コピをしたことはありますが、精度は低めに感じました。

 

Flex Pitch を使ってオーディオから MIDI を作成する機能の説明(Apple 公式ユーザガイド)

 

Apple の説明では、MIDI の元にするオーディオは単音(モノフォニック)の素材が最適で、コードを含む素材では解析ミスが起こることがあるとされています。

つまり、向いているのは歌メロやベースのような1音ずつの素材です。

 

手順は、オーディオトラックエディタで Flex Pitch を選び、メニューの「編集」から「Flex PitchデータからMIDIトラックを作成」を選ぶ流れです。

 

Flex Pitch データから MIDI トラックを作成する手順(Apple 公式ユーザガイド)

 

出典:Mac用Logic ProでFlex Pitchを使ってオーディオからMIDIを作成する(Apple サポート)

 

作った MIDI は、元のオーディオと一緒に再生して確かめ、ピアノロールで直せるとも書かれています。

Flex Pitch の表示と同じく、出てきた音をそのまま信じるより、耳で聞き比べて直す前提で使うのがよさそうです。

 

コードが分からないなら、自分でつけていい

歌メロの音程を Flex Pitch で出したあと、私はコードまでは聞き取れませんでした。

そこで、コードは自分で作りました。

 

耳コピというと、コードまで正確に取らないといけない気がします。

でも、メロディが決まっていれば、そこに合うコードを自分でつけることはできます。

 

元の曲と同じコードでなくても、メロディに合っていれば曲としては成り立ちます。

 

メロディにコードをつけるときの考え方は、こちらの記事にまとめています。

 

コード進行がわからない初心者ボカロPが、最初に使うべき3つだけ

 

できるようになるには、結局「とにかくやる」

耳コピができるようになるきっかけを聞かれたら、私の答えはとにかくやることです。

 

ただ、最初から全部のパートを取ろうとしなくていいと思います。

前の見出しで書いたとおり、まずはメロディからで十分です。

 

耳で分からないところは、Flex Pitch のような機能でだいたいの音程を確かめてから合わせても大丈夫です。

 

まとめ:全部聞き取れなくても、メロディから始めればいい

耳コピが基本的にできない私が、やっていることをまとめます。

 

  • 耳コピするならメロディとベースから。苦手ならまずはメロディだけ
  • 耳で分からない歌メロは、Logic の Flex Pitch でだいたいの音程を確かめる(完璧ではない)
  • Logic には Flex Pitch のデータから MIDI を作る機能もある(単音の素材向き)
  • コードが聞き取れなければ、メロディに合わせて自分でつけていい
  • できるようになるには、とにかくやる

 

耳コピができないからといって、曲作りをあきらめる必要はありません。

取れるところだけ取って、あとは自分で作っていけば、ちゃんと1曲になります。

 

メロディそのものの作り方はボカロ曲のメロディの作り方の記事、曲のキーの決め方はボカロ曲のキーの決め方の記事で書いています。

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