Addictive Drums 2の使い方|キットは曲のジャンルで選び、AD2の中はマイクの音量だけ。EQはLogicに任せるボカロPの手順

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Addictive Drums 2(以下 AD2)を買ったあと、どこまでを AD2 の中で作って、どこからを DAW に任せればいいのか。

 

いまの私の答えは、かなり単純です。

キットは曲のジャンルで選び、ドラムは全部自分で打ち、AD2 の中で触るのはキックとスネアのマイクの音量だけ。

 

EQ やコンプは、全部 Logic 側でやっています。

この記事では、AD2 を生ドラムのメインにしている私の使い方を、1曲の中で触る順番に書きます。

 

Addictive Drums 2 を Plugin Boutique で見る →

 

キットは曲のジャンルで選ぶ:ポップ・ロック・メタル

新しい曲で AD2 を開いたら、まずキットを決めます。

決め方は、曲のジャンルに合わせるだけです。

 

ポップの曲ならポップ系のキット、ロックの曲ならロック系、激しい曲ならメタル系、という形で、だいたいそのまま選んでいます。

私が持っているキットでいうと、ポップは United Pop、ロックは Fairfax Vol. 1、メタル向けは Black Velvet です。

 

Addictive Drums 2 の EXPLORE 画面。United Pop のプリセット一覧と、右側に Room・Overhead・Hihat・Snare・Kick のつまみが並ぶ

 

EDM のように、ジャンルだけではキットを決めにくい曲もあります。

そういうときは、曲が激しめならロック系、明るめならポップ系のキットを使い分けています。

 

Addictive Drums 2 の Fairfax Vol 1 キット。Neutral・On Pavement などのプリセット一覧

 

キットごとの音の違いは、XLN Audio 公式の紹介動画を聞くのがいちばん早いです。

これはポップ系の United Pop の動画です。

 

 

3つのキットのうち、どれをよく使い、どれをあまり使わなくなったかは、ADpak の選び方の記事に書きました。

 

ビートのパターンは使わず、ドラムは全部自分で打つ

AD2 には、BEATS という MIDI のパターン集が入っています。

ジャンルやテンポ、拍子で探せて、選んだパターンをそのまま曲に使えます。

 

Addictive Drums 2 の BEATS 画面。MIDI パターンをジャンル・テンポ・拍子で探せる

 

私も、昔はこのパターンを使っていました。

ただ、パターンは少しスイングしていて、ぴったりオンタイムではありません。

 

私の曲に合わせようとすると、そのズレをほかのパートとそろえるのが面倒でした。

それで最近は使わなくなり、ドラムは全部自分で打つことがほとんどです。

 

生っぽく聞かせたいときに私がやっていること(ハイハットの表と裏を別のノートに分けて、ベロシティに差をつける など)は、AD2 を生っぽく打ち込むコツにまとめています。

 

AD2 の中で触るのは、キックとスネアのマイクの音量だけ

打ち込みが終わったら、音作りです。

とはいえ、AD2 の中で触るところは、ほとんどありません。

 

触っているのは、下のミキサーにあるキックとスネアのマイクの音量くらいです。

ここで大まかな音量を決めたら、あとは Logic 側に渡します。

 

Addictive Drums 2 の EDIT 画面。下段の内蔵ミキサーに KICK・SNARE・HIHAT・TOM 1〜4・FLEXI 1〜3・OH・ROOM・BUS の列が並ぶ

 

画面の上半分には、1音ずつ音を作り込める EDIT のつまみや、AD2 の中の EQ もあります。

ただ、私は EQ などの処理は AD2 の中ではやらず、全部 Logic でかけています。

 

EQ とコンプは、パラアウトして Logic でかける

Logic 側では、AD2 の音をパートごとに別のチャンネルに分けて(パラアウトして)、それぞれに EQ とコンプを挿しています。

基本はコンプと EQ で、ハイハットだけは高域を足すエキサイターをかけることが多いです。

 

Logic のミキサーで Addictive Drums 2 をパラアウトしたチャンネル。kick と snare に Pro-Q 4・Pro-C 3・UADx 1176、hihat に Pro-Q 4 と Fresh Air を挿している

 

画面のとおり、キックとスネアには Pro-Q 4 → Pro-C 3 → UADx 1176、ハイハットには Pro-Q 4 → Fresh Air を挿しています。

これが私のいつもの形です。

 

パラアウトの設定のしかたは、Logic で AD2 をパラアウトする記事に画面つきで書きました。

一度テンプレートにしておくと、毎回やり直さずに済みます。

 

いちばん難しいのは、キック・スネア・ハイハット・ライドのバランス

AD2 を使っていて、いまでもいちばん苦労しているのが、ドラム全体の音量のバランスです。

キック、スネア、ハイハット、そしてライドの4つを、ちょうどいいところにそろえるのが本当に大変です。

 

特に困るのがライドです。

さっきのミキサーの画面を見ると、ハイハットには自分の列がありますが、ライドの列はありません。

 

ライドの音は OH や ROOM に混ざって入ってくるので、ライドの音量は AD2 全体の音量ごと動かすしかありません。

ハイハットのように、ライドだけを上げ下げできないのが、ちょっと大変なところです。

 

キックやスネアには、単体のクローズマイクがあります。

ただ、そこを上げすぎると、生の音が前に出すぎて、キックやスネアの「むき出し」の音になってしまいます。

 

正直に言うと、このバランスの取り方は、私もまだ答えが出ていません。

ライドが OH に混ざってしまう話や、最初にクローズマイクだけを上げて失敗した話は、レビューにも書きました。

 

Addictive Drums 2 レビュー|XOのリアル感に物足りなくなって買った、生ドラム系のメイン音源にしているボカロPの話

 

まとめ:AD2 は「キットとマイクの音量」まで、あとは Logic

私の AD2 の使い方は、キットを曲のジャンルで選び、ドラムを全部自分で打ち、AD2 の中ではキックとスネアのマイクの音量だけを決めて、EQ やコンプは Logic でかける、という流れです。

AD2 の中のつまみを全部覚えなくても、キット選びとマイクの音量だけで、曲には十分使えます。

 

いちばん苦労するのは、ライドを含めた全体のバランスです。

ここは、私もまだ試しながら作っています。

 

Plugin Boutique の Addictive Drums 2: Custom Collection の製品ページ(2026年10月16日時点で¥21,985)

 

ポップ・ロック・メタルのキットを曲ごとに選んで、生ドラムを打ち込みたい人に。

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ABOUTこの記事をかいた人

Logic Pro で音楽制作をしています。インスト曲とボカロ曲を作りながら、DTM・プラグイン・ミックスで実際に試して分かったことを書いています。