Soundiron の Emotional Piano は、少なくとも2015年には売られていたピアノ音源です。
10年以上たった今も Plugin Boutique で扱われていて、和音を押さえるだけで音が分散して鳴るプリセットも入っています。
ピアノが弾けないボカロPの助けになりそうなので、Addictive Keys と Pianoverse を使っている私が公式の動画と情報から調べてみました。
結論は、「音はかなりいい。でも、この音が相当気に入った人でなければ買わなくていい」です。
Soundiron Emotional Piano Player Edition を Plugin Boutique で見る →
Emotional Piano は、カワイのグランドピアノを録ったピアノ音源
Emotional Piano は、本物のグランドピアノの音を録って、鍵盤で鳴らせるようにしたソフト音源です。
公式によると、録ったのはクルミ材のボディのカワイのグランドピアノで、映画やドラマの劇伴、歌ものの曲づくりを想定して作られています。
動かすには Native Instruments の Kontakt が要りますが、無料の Kontakt Player でも使えます。
88鍵すべてを、1つの鍵盤あたり平均10段階の強さで録っていて、ペダルを踏む音や、ピアノに近づけたマイクの音も入っています。

画面の下に並ぶつまみで、音の明るさ(TONE)や響きの厚み(BODY)、鳴り始めと消え際(ATTACK・RELEASE)を変えられます。
プリセットは41種類で、入れるのに必要な空き容量は約2.6GB です。
Soundiron 公式の紹介動画です(英語)。
動画で聴いた印象は、綺麗系のピアノ
Soundiron というメーカーも Emotional Piano も、私は今回調べるまで知りませんでした。
公式の動画で聴いた印象は、綺麗系のピアノで、音もかなりいいというものです。
私がふだん使っているピアノ音源は、Pianoverse と Addictive Keys の2つです。
クラシックや劇伴寄りの曲なら Pianoverse、ポップスなら Addictive Keys も全然あり、という感じで、作る曲との相性で決めています。

Emotional Piano は持っていないので、この2つと音を並べて比べたわけではありません。
2つの使い分けは、Addictive Keys と Pianoverse の比べの記事に書いています。

和音を押さえるだけで分散して鳴る「アルペジエーター」
ピアノが弾けない人にとって気になるのは、一部のプリセットに入っているアルペジエーターだと思います。
アルペジエーターは、和音を押さえるだけで、その音を1つずつ順番に鳴らしてくれる機能です。

公式の画面を見ると、16のステップごとに音の強さを描けて、揺れ(SWING)や音の長さ(DURATION)、人間らしいばらつき(HUMAN)も調整できます。
和音を置くだけで流れるような伴奏になるので、弾けないボカロPの助けにはなると思います。
ただ、今はアルペジエーターが別にあるので、私自身にはこの機能は特に要りません。
ピアノが弾けなくても伴奏を作る方法は、ピアノが弾けないボカロPの記事にまとめています。
エフェクトも音源の中にそろっている
Emotional Piano には、音源の中でかけられるエフェクトも入っています。
FX ラックには10個の枠があり、Kontakt に入っている18種類のエフェクトから選んで、好きな順番に並べられます。

リバーブは、実際の部屋の響きを録ったものなど100種類以上から選べます。
並べたエフェクトはプリセットとして保存できるので、気に入った響きを別の曲で呼び出すのも簡単です。
2万6千円なら、私は買わない
Plugin Boutique の通常の値段は2万6千円ほどで、私には高く感じます。
古い製品なので、この音が相当気に入った人でないと買う価値はない、というのが私の考えです。
実際、ニュースサイトの記事では2015年にはすでに売られていて、今の 3.0 が出たのは2016年の終わりです。
動作環境の表記も「Windows XP 以降・Mac OS X 10.9 以降」のままです。
それに、私には先に欲しいピアノ音源があります。
Spectrasonics の Keyscape や、Arturia の V Collection です(どちらもまだ持っていません)。

Keyscape は、グランドピアノのほかにエレピや珍しい鍵盤楽器までまとめて入った音源です。
Spectrasonics 公式の紹介動画です(英語)。
Keyscape が気になっている理由は、劇伴のピアノで欲しいものの記事に書いています。
V Collection のセールの傾向は、Arturia のブラックフライデーの記事にまとめています。

過去のセール
- 2015年6月:Kontakt Player 版が 99ドル(通常 149ドル・6月23日まで)(出典:rekkerd.org)
- 2016年12月:3.0 の公開に合わせて 89ドル(通常 149ドル・40%オフ・12月31日まで)(出典:rekkerd.org)
- 2019年9月:Plugin Boutique 限定で 99ドル(通常 149ドル・9月9日まで)(出典:rekkerd.org)
どれもドルの値段で、通常の149ドルから3〜4割ほど下がっています。
買うなら、こうしたセールの時期を待つのも手です。
Soundiron のほかの音源も含めたセールの来かたは、Soundiron のセールの記事にまとめています。
ほかのピアノ音源と比べて選びたい人は、こちらの記事もどうぞ。
まとめ:音に惚れたら候補、そうでなければ急がなくていい
Soundiron Emotional Piano を調べて分かったことをまとめます。
- カワイのグランドピアノを録った、無料の Kontakt Player で動くピアノ音源
- 動画で聴いた印象は、綺麗系で音もかなりいい
- 一部のプリセットのアルペジエーターは、弾けないボカロPの助けになる
- 発売から年数がたっていて、2万6千円は高く感じる
- この音が相当気に入った人なら買う価値がある
動画で聴いて、この綺麗系のピアノの音に惚れ込んだ人に。
Soundiron Emotional Piano Player Edition を Plugin Boutique で見る →
ポップスの伴奏に使うピアノを、まず1つ持ちたい人に。
Addictive Keys Studio Grand を Plugin Boutique で見る →
クラシックや劇伴寄りの曲を作る人に。
Pianoverse MAX を Plugin Boutique で見る →







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