Arturia CS-80 Vはどんなシンセ?名機を知らなかったボカロPが、Pigmentsで足りると判断した理由

本記事はアフィリエイトプログラム(Plugin Boutique 等)を利用しています。リンク経由の購入で売上の一部が当サイトに還元されますが、価格は変わりません。

 

CS-80 というシンセの名前を聞いて、どんな音か思い浮かぶでしょうか。

私は、浮かびませんでした。

 

シンセにそこまで詳しくないので、CS-80 という名機があることも知らなかったです。

そのうえで、Pigments を持っている今の私には、Arturia の CS-80 V はいらないというのが答えです。

 

CS-80 V は、ヤマハの昔のシンセ CS-80 を、Arturia がパソコンの中で再現したソフトです。

鍵盤を押したあとにさらに押し込む強さや、リボン(指でなぞる帯)で音程を曲げる弾き方で、音に表情をつけられるのが特徴です。

 

映画のような音が得意で、プリセット(すぐ使える音色)は200以上入っています。

Logic などの DAW の中でも、単体のアプリとしても使えます。

 

CS-80 V を Plugin Boutique で見る →

 

Plugin Boutique の CS-80 V4 の製品ページ。Arturia の CS-80 V の画面と価格(2026年11月2日時点で¥25,970)

 

CS-80 V は、弾き方で音が変わるアナログ系のシンセ

Plugin Boutique の説明では、CS-80 は Toto から Vangelis まで、多くの音楽家に使われてきた日本のシンセです。

CS-80 V は、元の機械のスライダーやボタンの並びを、そのまま画面に再現しています。

 

CS-80 V の TONE SELECTOR。BRA(ブラス)・FLU・EP・CLAV・HARP・ORG・GUIT・FUNK などの音色ボタンが色分けされて並ぶ(Plugin Boutique の製品画像)

 

上の画像は、音色を切り替える TONE SELECTOR のボタンです。

BRA(ブラス)や EP(エレピ)、ORG(オルガン)など、名前のついたボタンが色分けされて並んでいます。

 

いちばんの売りは、弾き方で音が変わるところです。

鍵盤を押す速さと、押したあとの押し込みの強さで、音量や明るさがどう変わるかを、オシレーター(音のもとを作る部分)の部ごとに決められます。

 

リボンは、指で最初に触った所から音程を曲げ始める仕組みです。

大きく音程をうねらせたり、ほかのつまみを手で動かすのに使ったりできます。

 

CS-80 V の MODULATION とフットスイッチの部分。WHEEL・SUB-OSC のスライダー、PORTAMENTO、TREMOLO と CHORUS のボタンが並ぶ(Plugin Boutique の製品画像)

 

音を作る部分は、オシレーター2つ・フィルター・エンベロープに、低い音を足すサブオシレーターと、金属っぽい音やレーザーのような音を作るリングモジュレーターがついています。

コーラスとトレモロも、専用のボタンで入れられます。

 

元の CS-80 にはない、今のパソコン向けの機能もある

CS-80 V には、元の機械にはない機能も足されています。

エフェクトは15種類から3つまで重ねられ、アルペジエーター(和音を自動で分散させて鳴らす機能)も入っています。

 

MPE という、指1本ずつで音の表情を変えられる鍵盤の規格にも対応しています。

アフタータッチや MPE に対応した鍵盤を持っていれば、CS-80 V の売りの「弾き方で変わる」部分をそのまま生かせます。

 

CS-80 V に足された VOICE DISPERSION のボタン(1・2・3・CUSTOM)。アナログの機械らしい音のばらつきを足す機能(Plugin Boutique の製品画像)

 

上の VOICE DISPERSION は、アナログの機械らしい、音ごとのわずかなばらつきを足す機能です。

Mac は Apple Silicon にも対応していて、必要な空きは3GB と軽めです。

 

Arturia の公式動画で、実際の音を聞けます。

 

公式の動画を見て、アナログ系のきれいな音だと感じた

Arturia は、やっぱり公式の動画を見るとかっこいいです。

CS-80 V の音も、きれいなシンセだと感じました。

 

見た目と音から、アナログ系のシンセに見えました。

アナログ系のシンセが欲しい人には、いいと思います。

 

ただ、昔のシンセを再現した製品は、1台ずつ買うと高くつきます。

CS-80 V は Arturia の V Collection にも入っているので、昔のシンセをいくつも使いたいなら、私はV Collection のほうが早いと考えています。

 

V Collection の中身や、ほかの名機の再現との違いは、こちらで比べています。

80年代の名機シンセをソフトで鳴らすなら|Jup-8 V・Prophet~5・ICONIC・M1を並べて、ボカロPがV Collectionに目が行く理由

 

Pigments がある今は、CS-80 V を欲しいと思わない

Pigments がある今、CS-80 V は欲しくありません。

正直なところ、Pigments だけで足りるのかな、と思っています。

 

私はモダンなシンセが好きなので、Pigments で十分です。

CS-80 V の単体の値段も、私には高く感じるので買いません。

 

Logic Pro で開いた Pigments の SYNTH 画面。ENGINE 1 に Wavetable、ENGINE 2 に Sample を選び、フィルターやエンベロープが1画面に並ぶ

 

Pigments は、同じ Arturia のシンセで、私がメインで使っているものです。

Wavetable や Sample など、音の作り方(エンジン)を選んで組み合わせられます。

 

Pigments でどんな音を作っているかは、Pigments のレビューに書いています。

Arturia 公式の Pigments の紹介動画です。

 

 

シティポップや80年代風の曲なら、昔のシンセの音は手元の音源で

シティポップや、1980年ごろ風の曲が好きなので、昔のシンセの音は結構使います。

そのときは、UVI Workstation で鳴らす Digital Synsations Vol.1 を使うことが多いです。

 

Digital Synsations は、昔のデジタルシンセを再現した UVI の音源です。

 

UVI Workstation で Digital Synsations の DSX を選んだ画面。Electric Pianos・Lead・Pad-Choir などのフォルダと、Ensoniq VFX を説明する英文

 

ブラスを使うのは、ほぼシティポップの曲だけです。

なので、ボカロ曲で昔のシンセを鳴らすときは、ほとんどがパッド系、シンセパッドの音になります。

 

ブラスは、そのときどきで無料のシンセから出すこともあります。

時代でいうと、90年代より80年代風の使い方が多いです。

 

80年代風の曲でも、今は CS-80 V を足さずに、手元の音源で作っています。

Digital Synsations が入っている UVI のセールの時期は、UVI のセールの記事にまとめています。

 

CS-80 V が合う人と、Pigments で足りる人

アナログ系のシンセの音が欲しい人には、CS-80 V は候補になると思います。

アフタータッチや MPE に対応した鍵盤を持っている人なら、弾き方で音を変える楽しさも味わえます。

 

一方で、私のようにモダンなシンセが好きで、Pigments を持っている人は、まず Pigments で足りるかを確かめてからでいいと思います。

昔のシンセを何台も使いたくなったら、1台ずつより V Collection を見るほうが早いです。

 

同じ Arturia で、80年代の曲に合う Jup-8 V の買い時はJup-8 V のセールの記事に、Arturia 全体のブラックフライデーはArturia のブラックフライデーの記事にまとめています。

 

アナログ系のシンセの音を、弾き方の表情まで含めて1台で手に入れたい人に。

CS-80 V を Plugin Boutique で見る →

 

モダンなシンセを1台で使い込みたい人に。

Pigments を Plugin Boutique で見る →

 

昔のシンセを何台もまとめてそろえたい人に。

Arturia V Collection 11 Pro を Plugin Boutique で見る →

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ABOUTこの記事をかいた人

Logic Pro で音楽制作をしています。インスト曲とボカロ曲を作りながら、DTM・プラグイン・ミックスで実際に試して分かったことを書いています。