Pro-Q 4 に替えてから、ミッドとサイドを分けて削るのが当たり前になりました。
Logic 純正の EQ を使っていたころは、触ったこともなかった機能です。
それでも、今から買う人には「ブラックフライデーまで待っていい」と答えます。
待つ間は、Logic 純正の EQ で十分しのげるからです。
このページでは、純正の EQ で困っていたこと、Pro-Q 4 を買って変わった2つのこと、そして待つか買うかの決め方と過去のセールをまとめます。
FabFilter Pro-Q 4 を Plugin Boutique で見る →
Pro-Q 4はどんなEQか:帯域ごとに「音量で動かす」「ミッドだけ削る」を選べる
Pro-Q 4 は、FabFilter の EQ(音の高い・低い帯域ごとに、音量を上げ下げする道具)です。
画面の上で点を置いてカーブを作り、削りたい帯域を目で見ながら決められます。
点の1つ1つを、音が大きいときだけ削る「ダイナミック EQ」にしたり、ミッド(真ん中)だけ・サイド(左右の広がり)だけに効かせたりできます。
Mac では AU で読み込めるので、Logic Pro にそのまま挿せます。
FabFilter 公式の、Pro-Q 4 の紹介動画です。
公式サイトや Plugin Boutique には体験版もあるので、セールを待つ間に試しておけます。

今は待っていい:その間はLogic純正のChannel EQでしのげる
ブラックフライデーまで1か月ほどの今なら、私は待っていいと思っています。
FabFilter は、セールでも大きくは下がらないメーカーです。
それでも、安く買えるならその方がいいので、Pro-Q 4 は安くなるまで待つのがおすすめです。
ブラックフライデーより前にセールが来る可能性もあると私は見ていて、もし来たら、そこで買ってしまっていいと思います。
待つ間のつなぎは、Logic 純正の Channel EQ で十分です。
私も FabFilter を買う前は、ずっと Channel EQ を使っていました。

Channel EQ は8つの帯域を持つ EQ で、ローカットも、鳴っている帯域を見るアナライザーもそろっています。
削る・持ち上げるという基本の作業なら、純正だけで困ることはありません。
Channel EQ の使い方と、本どおりに削っていたころの話は、Logic の Channel EQ の記事に書いています。
純正のEQで困っていたこと:見本のプリセットとダイナミックEQ
ただ、純正の EQ で困っていたことが2つあります。
1つ目は、見本になるプリセットが手元に無かったことです。
EQ の仕組みや、楽器ごとにどこを触るのかが分かっていないと、「さあ削って」と言われても手が止まります。
プリセットがあれば、それを開いて「この楽器はこんな感じに整えるのか」と、なんとなく方向が分かります。

Pro-Q 4 は、Bass・Drums・Vocals のように楽器ごとのフォルダにプリセットが分かれていて、私はここから入るのが助かりました。
2つ目は、Channel EQ にダイナミック EQ が無いことです。
Apple のユーザガイドにある Channel EQ のパラメータの一覧にも、音量に応じて動く帯域はありません。
耳につく帯域を、鳴ったときだけ抑えたい場面では、ちょっと使いにくく感じていました。
Pro-Q 4を買って変わったこと:ダイナミックEQとミッドサイド
Pro-Q 4 にしていちばん変わったのは、ダイナミック EQ が使いやすいことです。
点を1つ置いてダイナミックにするだけで、その帯域が大きく鳴ったときだけ下がってくれます。

上の画面は、ピアノの耳につく帯域に、ダイナミックの点を1つだけ入れたところです。
耳に刺さる音の直し方は、ミックスが耳に刺さるときの記事にまとめています。
もう1つは、ミッドサイドを頻繁に使うようになったことです。
コード楽器のバスでは、ミッドだけを広く削って、真ん中にボーカルの居場所を作っています。

実は Channel EQ にも、Processing のメニューでミッドだけ・サイドだけを処理する設定があります。
でも当時の私は、まったく使っていませんでした。
Pro-Q 4 では点ごとにミッドかサイドかを選べるので、気軽に試せるようになりました。
この使いやすさの差はかなり大きいと感じています。
ミッドサイドの使い方は、レビューの記事に詳しく書いています。
急ぐなら今でもいい人と、Pro-Q 4が要らない人
待っていいとは言っても、やる気がある今のうちに EQ を覚えたい人は、セール前に買ってもいいと思います。
FabFilter はセールでもそこまで安くならないので、機会を逃さない方を取る考え方です。
逆に、Pro-Q 4 が要らないのは、すでにグレードの高い EQ を持っている人です。
FabFilter と同じくらいの性能の EQ があるなら、わざわざ買い足さなくていいと思います。
単体か Essentials バンドルかは、コンプやリバーブを持っているかで決めると迷いません。
EQ だけ全く持っていなくて、コンプとリバーブは持っている人なら、Pro-Q 4 の単体で十分です。
まだそろっていないなら、Pro-Q 4・Pro-C 3・Pro-R 2 の3本が入る Essentials を勧めます。
バンドルの違いは、FabFilter のバンドルの記事で比べています。
FabFilter Essentials Bundle を Plugin Boutique で見る →
過去のセール
確認できた、Pro-Q 4 が対象になったセールです(ドル・ポンドの表記は海外の告知記事の金額)。
- 2025年10月(10月21日まで):Plugin Boutique の IMSTA FESTA セールで、Pro-Q 4 を含む Essentials バンドルが $314(通常 $419・25%オフ)(rekkerd)
- 2025年11月〜12月1日:FabFilter のブラックフライデー。全製品とバンドルが25%オフで、Pro-Q 4 も対象(rekkerd)
- 2026年6月(6月9日まで):Plugin Boutique の IMSTA FESTA London セールで、Pro-Q 4 を含む Essentials バンドルが £239(通常 £319)(MusicTech)
- 2026年10月(10月20日まで):Plugin Boutique の IMSTA FESTA Toronto セールで、Essentials バンドルが ¥54,773。Pro-Q 4 の単品は対象外
並べてみると、確認できた中で Pro-Q 4 の単品が下がったのはブラックフライデーの25%オフだけでした。
ほかのセールは、Essentials バンドルに入る形で下がっています。
FabFilter 全体のブラックフライデーの流れは、FabFilter のブラックフライデーの記事にまとめています。
使い始めの手順は、Pro-Q 4 の使い方の記事に書きました。
まとめ
Pro-Q 4 は、今ならブラックフライデーまで待っていい EQ です。
待つ間は Logic の Channel EQ で十分しのげて、その間に「どこを削りたいか」を探しておけば、買ったあとに迷いません。
私が買って変わったのは、ダイナミック EQ とミッドサイドを、気軽に使えるようになったことでした。
純正でプリセットが無くて手が止まっていた人ほど、違いを感じやすいと思います。
EQ をまだ持っていなくて、ダイナミック EQ もミッドサイドも1本で済ませたい人に。
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EQ だけでなく、コンプとリバーブもこれからそろえる人に。
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