Plugin Boutique自社ブランドのセール、どれを買う?|Scaler 3から入ったボカロPが気になったのはRadioと低音のバンドル

本記事はアフィリエイトプログラム(Plugin Boutique 等)を利用しています。リンク経由の購入で売上の一部が当サイトに還元されますが、価格は変わりません。

 

「とにかく安い。でも、出来にはばらつきがある」

Plugin Boutique の自社ブランドの一覧をひととおり見て、最初に出てきた感想はこれでした。

 

Plugin Boutique(以下 PB)はプラグインを売るお店ですが、自分の名前を付けたプラグインも出しています。

私はそのことを知っていましたが、今回あらためて一覧を見てみました。

 

この記事では、自社ブランドの製品をボカロPの目線で見て、気になったもの・見送るもの・初心者に勧める選び方をまとめます。

持っていない製品は使ったようには書かず、公式の情報と、私が見た印象とを分けて書きます。

 

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Plugin Boutique の自社ブランドには、どんな製品があるか

PB のサイトには、メーカー名が「Plugin Boutique」になっている製品だけを集めた一覧ページがあります。

キック作りの BigKick、カシオの CZ シリーズを再現した VirtualCZ、エフェクトとシンセをまとめた Core Collection、ネットラジオを流せる Radio などが並んでいます。

 

Plugin Boutique の自社ブランドの一覧ページ(Plugin Boutique Plugins)。VirtualCZ や Core Collection などが並ぶ

 

一覧を見てまず思ったのは、どの製品も値段が安いことです。

一方で、画面がひと目で分かりやすそうな製品もあれば、どこを触ればいいのか分かりにくそうな製品もあって、出来にはばらつきがあると感じました。

 

正直なところ、ほかのメーカーの製品と比べると、性能はそこまで高くなさそうという印象です。

ただ、私は一覧の製品をほとんど持っていないので、これはあくまで見た印象です。

 

「これがこのブランドの看板」と言えるような代表作も、一覧からは見つけられませんでした。

私の中で PB の代表作といえば Scaler です。

 

Scaler は、私がいちばん最初に買ったプラグインで、すごく気に入っています。

だからこそ、ほかの自社製品にも、もう少し力を入れてほしいと思ってしまいます。

 

なお、今の PB のページでは、Scaler 3 のメーカー名は「Scaler Music」になっていて、自社ブランドの一覧には本体ではなく Scaler 3 の講座が並んでいます。

PB というお店そのものの使い方は、Plugin Boutique の使い方と使いどころにまとめています。

 

いちばん気になったのは、ラジオの音を出す Radio

一覧の中で私がいちばん「面白そう」と思ったのが Radio です。

PB の説明では、ネットラジオを DAW の中やスタンドアロンで流し、直前の30秒を録って、気に入った部分を保存して DAW にドラッグできます。

 

Plugin Boutique Radio の画面。ネットラジオの波形が流れ、上の段で 70S PHILIPS BOX MONO などのエフェクトを選べる(Plugin Boutique の製品画像)

 

私が気になったのは、ラジオを流す機能よりも、もう一つのエフェクトのほうです。

古いラジオ、カーステレオやポータブルステレオ、小さなスピーカー、電話などを真似た24種類のエフェクトが入っています。

 

ラジオから流れてくるような音は、作ろうとすると意外と面倒です。

私はこれまで、オートメーションなどを使って一から作っていました。

 

 

古い質感を足すなら、私は XLN Audio の RC-20 Retro Color も持っています。

ただ、RC-20 でラジオらしさを出そうとすると、ノイズを足す形が中心で、ラジオっぽさの幅は少なめだと感じています。

 

RC-20 のNOISEモジュールのタイプ選択メニュー。Vinyl 1/2・Tape・Tube U47・DC Noise&Hum・8-bit Home Computer・Apollo Lunar Landerなどが並ぶ

 

RC-20 は、ノイズや揺れで古い質感を足すのが得意なプラグインです。

それとは別に、「ラジオ」「電話」といった音をそのまま選べる道具があると便利だと思いました。

 

RC-20 の使い方は、RC-20 Retro Color レビューに書いています。

 

買う前に気をつけたい点も2つあります。

1つ目は、PB に載っている動作環境の表記が「OS X 10.7 以降」と古いままで、M1 などの Apple Silicon への対応が書かれていないことです。

 

PB のページには体験版(Free Trial)があるので、Mac の人は先に自分の環境で動くかを確かめると安心です。

2つ目は、ネットラジオから録った音を曲に使うには、権利者の許可が必要だと PB の注意書きにあることです。

 

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低音まわりが気になっていて、Low-End Theory Bundle にも惹かれた

もう一つ気になったのが、PB 限定のバンドル Low-End Theory Bundle です。

メーカー名は「Exclusive Bundles+」で、PB が自社の BigKick とほかのメーカーの2本を組み合わせた、期間限定のセットです。

 

Plugin Boutique の Low-End Theory Bundle の製品ページ。SubLab XL・BigKick・SubBass Doctor 808 の3本入り(2026年10月17日時点で¥20,568・セールなし)

 

中身は、サブベースを作るシンセの SubLab XL(Future Audio Workshop)、低音のミックスを整える SubBass Doctor 808(United Plugins)、キックを作る BigKick の3本です。

私は今、ちょうど低音(ロー)系の道具が気になっていて、少し欲しいと思っています。

 

 

BigKick 自体は、デモの音が私の好みではありませんでした。

なので、このバンドルに惹かれたのは BigKick が目当てではなく、サブベースと低音のミックスの道具が一緒に入っているからです。

 

 

Low-End Theory Bundle を Plugin Boutique で見る →

 

BigKick・VirtualCZ・Core Collection は、私は見送り

ここからは、自社ブランドの中でも名前の知られた3つです。

どれも安くなる時期がありますが、私は今のところ買う予定はありません。

 

BigKick:キックの音は、デモで好みかどうか

BigKick は、アタックのサンプルと低音の部分を組み合わせて、キックを一から作るプラグインです。

 

BigKick の画面。上から SAMPLE(アタックのサンプル)・波形の表示・BODY(低音を作る部分の AMP と PITCH)・MASTER が縦に並ぶ(Plugin Boutique の製品画像)

 

私のキックは、Addictive Drums 2 の音をそのまま使うことが多いです。

BigKick はデモの音が好みではなかったので、キック専用の道具として買い足す予定はありません。

 

 

どんな人なら買っていいかは、BigKick のセールはいつ?にまとめています。

 

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VirtualCZ:音より、古い見た目が合わなかった

VirtualCZ は、1980年代のカシオ CZ シリーズを再現したシンセです。

 

VirtualCZ の画面。上段に OSC・VIBRATO・液晶表示・MASTER、下に LINE 1 と LINE 2 それぞれの PITCH ENV・DCW ENV・AMP ENV が並ぶ(Plugin Boutique の製品画像)

 

値段はかなり安いのですが、私は昔の機械をそのまま写したような見た目と操作が好きではありません。

逆に、CZ の音を再現したい人や、この見た目にときめく人には向いていると思います。

 

詳しくはVirtualCZ のセールと買い時に書いています。

 

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Core Collection:そろっていない人には便利なセット

Core Collection は、ウェーブテーブルシンセの WaveOSC と、ディストーションやディレイ、リミッターなどのエフェクト8本をまとめたバンドルです。

 

Core CollectionのウェーブテーブルシンセWaveOSCの画面(Plugin Boutiqueの製品画像)

 

私はエフェクトがある程度そろってきたので、バンドルで買い足す必要はないと考えています。

ただ、まだ道具がそろっていない初心者ボカロPなら、1つのセットで基本の役割を埋められるのは大きいです。

 

中身と動作の条件はCore Collection のセールの記事にまとめています。

 

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初心者ボカロPに1本なら、持っていない役割のものを

初心者ボカロPに1本だけ勧めるなら、私は自分がまだ持っていない役割の製品を選んでほしいと思います。

同じ役割の道具を2つ持っても、出番は増えないからです。

 

始めたばかりの人がつまずきやすいのは、コード進行だと思います。

コード進行が作れない人には、私は Scaler 3 を勧めます。

 

LogicでScaler 3を開いた画面。Aマイナーのスケールを選ぶと、Current Scaleの段にA min・B dim・C majなどそのキーに合うコードが並ぶ

 

私も曲が作れなかった時期に Scaler を買い、そこから曲を作れるようになりました。

今は開く回数こそ減りましたが、自分で作った進行に「ほかの候補はないかな」と思ったときに開いています。

 

Scaler 3 レビュー|曲が作れなかった時期に買って、卒業していったボカロPの話

 

コード進行は作れるけれどドラムが足りない、という人なら、ドラムの道具を。

足りないものから埋めていくのが、いちばん無駄のない買い方だと思います。

 

Scaler 3 を Plugin Boutique で見る →

 

過去のセール

PB の自社ブランドは、ここ数年、大きく値下がりする時期が何度もありました。

確かめられた分を並べます。

 

  • 2016年12月(24時間限定):VirtualCZ が50%オフ+拡張プリセット1つ無料(rekkerd.org)
  • 2023年10月(10月31日まで):Core Collection が発売時の導入価格で $179(rekkerd.org)
  • 2023年12月(2024年1月3日まで):Carbon Electra と VirtualCZ のバンドルが $39(75%オフ)(rekkerd.org)
  • 2025年2月(2月28日まで):BigKick を含む Plugin Boutique の8製品のバンドルが $129(70%オフ)(rekkerd.org)
  • 2025年5月(6月1日まで):VirtualCZ が $19(通常 $79・75%オフ)(rekkerd.org)
  • 2026年1月:Core Collection が $29(88%オフ)(MusicTech)
  • 2026年10月17日:Plugin Boutique で Radio ¥1,740(通常 ¥5,050・65%オフ)、BigKick ¥3,310(通常 ¥10,292・67%オフ)、VirtualCZ ¥3,310(通常 ¥13,770・75%オフ)、Core Collection ¥13,785(通常 ¥43,469・68%オフ)。いずれも10月25日まで

 

2025年以降だけでも、70%を超える値下げが何度も出ています。

 

まとめ:安さより「自分に足りない役割か」で選ぶ

PB の自社ブランドは、とにかく安いのが魅力です。

ただ、製品ごとの出来にはばらつきがあるので、安いからまとめて買うより、目的がはっきりしている1本を選ぶほうが満足しやすいと思います。

 

私が気になっているのは、ラジオや電話のような音を手早く作れる Radio と、低音まわりの Low-End Theory Bundle です。

初心者ボカロPなら、まず自分に足りない役割を考えて、コード進行で止まっているなら Scaler 3 から始めてみてください。

 

ラジオや電話のような音を、一から作らずに足したい人に。

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コード進行が作れず、曲が先に進まない人に。

Scaler 3 を Plugin Boutique で見る →

 

エフェクトやシンセがまだそろっていない初心者ボカロPに。

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