Roland JV-1080はZENOLOGYとどう違う?80年代派のボカロPが「90年代の音が好きな人向け」と感じた理由

本記事はアフィリエイトプログラム(Plugin Boutique 等)を利用しています。リンク経由の購入で売上の一部が当サイトに還元されますが、価格は変わりません。

 

私が好きなのは、どちらかというと80年代のシンセの音です。

90年代の音は、自分の曲ではあまり使いません。

 

そんな私が、Roland の JV-1080 のソフト版を初めて聞いてみました。

結論から書くと、JV-1080 は90年代の音が好きな人なら使うのもありの音源で、80年代派の私には出番が少なそうです。

 

ただ、同じ Roland の ZENOLOGY Pro と並べると、JV-1080 の方が今の曲に使いやすそうという印象を持ちました。

その理由と、JV-1080 が入った PCM Synth Collection の中身を順に書きます。

 

Roland JV-1080 を Plugin Boutique で見る →

 

JV-1080は、1994年のRolandのラック音源をソフトにしたもの

JV-1080 は、1994年に Roland が出したラック型の音源(鍵盤のない、音を鳴らす箱)を、プラグインとして再現したものです。

ピアノやストリングス、民族楽器など、録音した楽器の波形(PCM)を鳴らして音を作ります。

 

Plugin Boutique の説明によると、90年代の R&B・ポップ・ヒップホップ・ロック、映画やテレビの音楽でよく使われていた音源です。

ソフト版は、元の448の波形を含めて1,000以上の波形が入っています。

 

Plugin Boutique では、JV-1080 を単体の製品として買えます。

 

Plugin Boutique の JV-1080 の製品ページ(2026年10月30日時点で¥22,480)

 

エフェクトは、元の40種類から78種類に増えています。

同時に鳴らせる音の数も元の2倍になり、フィルターや LFO(音を周期的に揺らす仕組み)も足されています。

 

見た目は実機のパネルそのままで、編集画面では4つの音(トーン)を重ねて1つの音色を作る形です。

 

JV-1080 のソフト版の編集画面。4つのトーンそれぞれにフィルターとエンベロープのスライダーが並ぶ(Plugin Boutique の製品画像)

 

Mac は macOS 11 以降、Windows は10・11 に対応しています。

形式は VST・AU・AAX で、インストールと認証にはインターネットの接続が要ります。

 

初めて聞いた印象は「私の思うRolandの音と、少し違う」

JV-1080 のことは、これまで知りませんでした。

聞いてみると、私が思っている Roland の音とは、少し違う印象を受けました。

 

全体としては、やはり少し古さを感じる音です。

ただ、プリセットの中には今の曲に合いそうなモダン寄りのものもありそうで、使えるかどうかは曲によると思います。

 

もちろん、昔の雰囲気の曲にはそのまま使えます。

どんな音が入っているかは、Roland Cloud 公式の動画で聞けます。

 

 

ZENOLOGY Proと並べると、JV-1080の方が今の曲に使いやすそう

同じ Roland のソフト音源に、ZENOLOGY Pro があります。

ZENOLOGY Pro は、Roland のいまのハードのシンセと同じ音源の仕組み(ZEN-Core)を、パソコンで使えるようにしたプラグインです。

 

アナログシンセの波形と、録音した波形(PCM)を組み合わせて音を作ります。

 

ZENOLOGY ProのEDIT画面。1つの音に4つのパーシャルがあり、それぞれにVA・PCM・SUPER SAWなどの波形を選べる(Roland公式より)

 

JV-1080 が「90年代の1台をそのまま再現したもの」なのに対して、ZENOLOGY Pro は「今の Roland の音を1つにまとめたもの」と考えると分かりやすいです。

 

ZENOLOGY Pro については、以前の記事で「調べた限りでは欲しい」と書きました。

アナログの音はそこまで必要としていない、という理由もありました。

 

それでも今回、2つを並べて聞いてみると、JV-1080 の方が今の曲に使いやすそうに感じました。

あくまで聞いただけの印象ですが、JV-1080 の方が扱いやすそうだと思っています。

 

ZENOLOGY Pro の音は、Roland Cloud 公式の動画で確かめられます。

 

 

80年代派のボカロPには、90年代の音の出番は少ない

ボカロ曲に使うことを考えると、私の場合、90年代っぽい音の使いどころはかなり少ないです。

もともと90年代の曲があまり好きではなく、もう少し古い80年代の音の方が好きだからです。

 

なので、今の私には JV-1080 の需要はあまりありません。

一方で、90年代の音が好きな人なら、使うのもありだと思います。

 

自分の好きな時代の音を、ボカロ曲の中で鳴らしたいかどうか。

JV-1080 を選ぶかどうかは、そこで決めていいと思います。

 

80年代の音が好きな人は、同じ Roland の JUPITER-8 の記事も参考になると思います。

 

Roland JUPITER-8とArturia Jup-8 V、どちらを選ぶ?|本家のリアルさに惹かれたボカロPが、それでもV Collectionにする理由

 

PCM Synth Collectionは、JV-1080・XV-5080・SRXシリーズをまとめた束

JV-1080 は、Roland の PCM 系の音源をまとめた PCM Synth Collection にも入っています。

中身は JV-1080、XV-5080、それに SRX シリーズの10種類です。

 

PCM Synth Collection に入る JV-1080・XV-5080・SRX シリーズの画面を並べた画像(Plugin Boutique の製品画像)

 

XV-5080 は、2000年に出た Roland のラック型の音源です。

ソフト版には900以上のプリセットが入っていて、映画音楽からレトロなゲーム音楽まで幅広く使えると説明されています。

 

XV-5080 のソフト版の画面。上に実機と同じ液晶とボタン、下にパッチの設定が並ぶ(Plugin Boutique の製品画像)

 

SRX シリーズは、当時の Roland の音源に差して音を増やす拡張ボードを、プラグインにしたものです。

拡張ボードは1992年の JV-80 から始まり、30種類以上が出ていました。

 

束に入っている SRX は、BRASS・DANCE TRAX・ELECTRIC PIANO・KEYBOARDS・ORCHESTRA・PIANO I・PIANO II・STRINGS・STUDIO・WORLD の10種類です。

金管・ピアノ・ストリングス・ダンス系の音など、楽器ごとに分かれています。

 

SRX STUDIO・SRX WORLD・SRX DANCE TRAX・SRX KEYBOARDS・SRX ORCHESTRA のソフト版の画面(Plugin Boutique の製品画像)

 

JV-1080 と XV-5080 は、Plugin Boutique ではそれぞれ単体でも買えます。

束の価格は、下のボタンで確かめられます。

 

Roland PCM Synth Collection を Plugin Boutique で見る →

 

まとめ:JV-1080は、好きな時代で選ぶ音源

JV-1080 は、90年代の Roland のラック音源をそのまま再現したプラグインです。

聞いた印象では少し古さはあるものの、モダン寄りのプリセットもありそうで、ZENOLOGY Pro と並べると今の曲に使いやすそうに感じました。

 

80年代の音が好きな私には、出番は少なそうです。

90年代の音が好きで、その時代の音をボカロ曲に入れたい人なら、使うのもありだと思います。

 

90年代の Roland の音を、そのまま自分の曲で鳴らしたい人に。

Roland JV-1080 を Plugin Boutique で見る →

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ABOUTこの記事をかいた人

Logic Pro で音楽制作をしています。インスト曲とボカロ曲を作りながら、DTM・プラグイン・ミックスで実際に試して分かったことを書いています。