UVI の Meteor は、以前の私なら買っていた音源です。
映画やトレーラーで聞くような、ためてためて「ドン」と落ちる音。
シネマティックなライザーとインパクトが欲しくて、買うつもりで目を付けていました。
ところが今あらためて見ると、UI も、公式動画で聞いた音も少し古く感じます。
今の私の結論は、この値段なら、もういらないです。
この記事では、Meteor がどんな音源かを公式の情報で整理したうえで、買うつもりだった私がやめた理由と、代わりに今どうしているかを書きます。
私は Meteor を持っていないので、中身は UVI 公式と Plugin Boutique の情報、感想は公式の紹介を見た印象です。
UVI Meteor を Plugin Boutique で見る →
Meteorは、ライザーとインパクトを7つの層で組み立てる音源
Meteor は、だんだん盛り上がっていく音(ライザー)と、そのあとに来る「ドン」「バーン」という衝撃音(インパクト)を作るための音源です。
UVI 公式は「Swell and Impact Designer」と呼んでいて、映画・ゲーム・音楽向けとしています。

中身は、7つの音を重ねて鳴らすサンプル音源です。
上がっていく音に3つ、衝撃音に4つの層があります。

層ごとに音色を選び、音量・左右の位置・リバーブとディレイの量を決められます。
上がっていく音の層には、音の上がり方のカーブ・ひずみ・フィルター・音程の動きがあります。
衝撃音の層には、鳴り始めをずらす設定や、アタックと余韻の長さ、音程を滑らせる設定があります。
音を細かい粒に分けて鳴らす IRCAM Granular というモードも入っています。
プリセットを選んで、長さと THRUST を決めるのが基本の流れ
公式が紹介している使い方は、まずプリセットを読み込み、上がっていく時間(RISE LENGTH)と衝撃音の位置(IMPACT OFFSET)を決める流れです。
上がっていく時間は、秒でも拍でも決められます。

真ん中の大きなつまみが THRUST です。
公式の説明では、圧縮と音の強調をまとめた「1つのつまみで全体の迫力を上げる」効果です。
ランダムに組み合わせを作るボタンもあり、プリセットは699個入っています。
Hold を切ると、音程や強さを鍵盤で弾き分ける楽器としても使えます。

MOD の画面では、音量の揺れ・フィルターの動き・左右の動きを、上がっていく音と衝撃音に別々に付けられます。
最後に EQ・リバーブ・ディレイ・広がりをまとめてかける FX の画面があります。
素材は、スクラップ置き場の録音からオーケストラまで
音の素材は3,891個で、容量は6.48GBです。
UVI のサウンドデザイナーが、スクラップ置き場や農場などで録った音が入っています。

ガラスや金属、石を叩いた音、銃声や爆発音のほか、オーケストラを録った素材もあります。
Falcon で作ったシンセの低音やノイズ、上がっていく音も入っています。
買うつもりだったのに、今見ると古く感じた
私が Meteor を知ったのは、シネマティックなライザーとインパクトが欲しかったときです。
1台で上がっていく音と衝撃音をまとめて作れるので、買う候補に入れていました。
ただ、今あらためて公式の紹介を見ると、画面のデザインも、動画で聞けるライザーやインパクトの音も、少し古い印象でした。 Meteor は、2018年にはもう海外のレビューが出ている製品です(Production Expert)。
そのうえで今の値段を見ると、私には古いものをあえて買う理由が見つかりませんでした。
今の手持ちでライザーとインパクトが作れていることも大きいです。
私は今、ShaperBox 3とBattery 4、Spliceで作っている
今の私のライザーとインパクトは、ほぼ ShaperBox 3 と Battery 4 で作っています。
足りないところは、Splice のワンショットの素材で補っています。

上がっていく音は、ShaperBox 3 のフィルターで作れます。
この画面は、4小節かけてフィルターが開いていくプリセットを読み込んだところです。
ShaperBox 3 レビュー|セールで買ったEDM用の多機能モジュレーター、結局ベースのダッキングだけ使っているボカロPの話
衝撃音は Battery 4 です。
ワンショットの一覧に Impact や Sweep & Swell のカテゴリーがあり、ここから選べます。

Battery 4 の使い方は、Battery 4 のレビューに書いています。
Meteor のように1台で作り込むわけではありませんが、私の曲ではこれで足りています。
ボカロ曲でも、サビ前やMVの場面転換で欲しくなる
ライザーやインパクトを入れたい場面は、ボカロ曲でも多々あります。
たとえばサビに向かって盛り上げるところや、MV の場面が切り替わるところです。
ただ、こうした音は Splice の素材で代わりが利きます。
なので私は、Meteor のような専用の音源を買うより、Spliceを基本にしています。
Splice の素材の探し方は、ボカロPの Splice の使い方にまとめています。
動かすのに必要なものと、Sonic Bundleとの関係
Meteor は、無料の UVI Workstation か、UVI のシンセ Falcon の中で動きます。
UVI 公式の対応 DAW には Logic Pro も入っています。
Falcon は私が欲しいと思っているシンセで、まだ持っていません。
Falcon のセールは、UVI Falcon のセールの記事にまとめています。
また、UVI 公式の Sonic Bundle のページを見ると、収録製品の中に Meteor も並んでいます。
UVI の製品をまとめて買うつもりなら、単品で買う前に一度見ておくとよさそうです。
UVI のほかの製品のセールは、UVI のセールの記事にまとめています。
まとめ:ライザーとインパクトは、まず手持ちで作ってみる
Meteor は、ライザーと衝撃音を7つの層で組み立てられる、作り込みのできる音源です。
ただ私には、古い製品をこの値段であえて買う理由はありませんでした。
盛り上げの音は、ShaperBox 3 のフィルターや Battery 4 のワンショット、Splice の素材でも作れます。
買う前に、まずは手持ちで作れるかを試してみてください。
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ライザーとインパクトを1つのプラグインで組み立てたい人に。
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フィルターの動きで上がっていく音を作りたい人に。
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ワンショットの衝撃音を並べて鳴らしたい人に。
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