私が最初にお金を出したミックス用のプラグインは、たしか Valhalla のリバーブでした。
でも、振り返って一番音が変わったのは、そのあとに入れた EQ です。
だから今、「ミックスのプラグインを1本だけ買うなら?」と聞かれたら、EQ と答えます。
EQ は、音の質を一番管理する道具だと思っているからです。
一方で、コンプは Logic 純正のままでも当分困りませんでした。
この記事では、Logic で曲を作っているボカロPの私が、ミックスのプラグインを「何から」「どこまで」そろえればいいかを、純正で足りる所と足りない所に分けてまとめます。
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最低限の答え:EQ、リバーブ、余裕があればマスタリング
先に結論を図にすると、次の順番です。

ポイントは、全部を買いそろえる必要はない、ということです。
Logic には、EQ・コンプ・リバーブ・マスタリングの道具が最初から入っています。
そのうえで、純正のままだと不満が出やすい所だけを別のものにする、という考え方です。
種類ごとに、私の判断を表にしておきます。
| 種類 | Logic 純正で足りるか | 別に買う理由 | EQ | 最悪、純正でもいい | 純正にはダイナミック EQ が無い。 |
|---|---|---|
| 音の質を一番管理する道具 | ||
| コンプ | 当分は純正でいい | 急がなくていい |
| リバーブ | 別にあった方がいい | 純正のリバーブは重い |
| マスタリング | 可能なら別のもの | 純正のマスタリングは、私には使いどころが分かりにくかった |
ここから、1つずつ理由を書いていきます。
1本だけなら EQ:音の質を一番管理する道具だから
ミックスで私が一番大事だと思っているのは EQ です。
どの音がどの帯域でぶつかっているか、こもっているか、耳に刺さっているか。
音の質を管理する作業の中心が EQ なので、1本目はここにお金をかけたいと考えています。
とはいえ、Logic 純正の Channel EQ でも、最悪ミックスはできます。
上の Analyzer をオンにすれば、鳴っている周波数も見えます。

私が純正で不満だったのは、ダイナミック EQ が無いことです。
ダイナミック EQ は、ある帯域の音が大きくなったときだけ削る、という動き方ができる EQ です。
ずっと削りっぱなしにしなくていいので、耳に刺さる瞬間だけを抑える、といった使い方ができます。
なので、ダイナミック EQ を持っていない人なら、EQ は買っていいと思っています。
私が今使っているのは FabFilter の Pro-Q です。

Pro-Q のダイナミック EQ は、ほかのトラックの音をきっかけにして動かすこともできます。
たとえば、ボーカルが鳴っている間だけ、伴奏の同じ帯域を少し下げる、という使い方です。
純正・無料・FabFilter の EQ を比べた話は、こちらにまとめています。
コンプは、Logic 純正のままで当分いい
コンプは、急いで買わなくていいと思っています。
Logic 純正の Compressor は、中のモデルを切り替えれば、かかり方の違うコンプとして使えます。

純正のままで当分いいので、最初の予算は、コンプより EQ とリバーブに回した方がいいというのが、今の私の考えです。
純正から有料のコンプに替えるかどうかの判断は、コンプレッサーのおすすめの記事にまとめています。
リバーブは、純正が重いので別に1本あった方がいい
リバーブは、Logic 純正だと重さが気になります。
私は純正の ChromaVerb をあちこちのトラックに挿していたら、再生で音が途切れたり、画面が固まったりするようになりました。

なので、リバーブは別に1本持っておいた方がいい、と思っています。
冒頭で書いたように、私も最初は Valhalla のリバーブから入りました。
今も使っている VintageVerb は、モードとカラーを切り替えるだけで響きのキャラクターが変わり、プリセットも多いリバーブです。

Valhalla は Plugin Boutique では扱っておらず、公式サイトの直販だけです。
Valhalla VintageVerb(公式サイト・直販のみ) →
ほかのリバーブとの比べ方は、リバーブのおすすめの記事に書いています。
マスタリングは、余裕があれば別のものを
マスタリングも、できれば別のものがあった方がいいと思っています。
正直に言うと、Logic 純正のマスタリングは、私にはいまいち使いどころが分かりませんでした。
ただ、ここは EQ やリバーブより後でかまいません。
マスタリングの記事でも書いたとおり、まずは曲を何曲か作り、純正で仕上げてみてからで十分です。
純正から始めて、リミッター、Ozone と進む順番は、マスタリングのプラグインの記事にまとめています。
私の順番:リバーブのあと、EQ とコンプを Essentials でまとめた
私自身は、リバーブを先に買い、そのあと EQ とコンプを FabFilter の Essentials でまとめてそろえました。
Essentials は、EQ の Pro-Q 4、コンプの Pro-C 3、リバーブの Pro-R 2 の3本が入ったバンドルです。

コンプは純正で当分いい、と書きましたが、Essentials の EQ とコンプはどちらも良く、まとめて買ってよかったと思っています。
その中でも、やはり音が一番変わったのは EQ でした。
EQ を単体で買うか、コンプとリバーブも一緒にそろえるかで迷ったら、バンドルの違いを先に見ておくと選びやすいです。
FabFilterのバンドル比較|6種類の違いと、最初はEssentials(Pro-Q 4・Pro-C 3・Pro-R 2)を選んだ理由
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ミキサーのどこから触るかはLogic のミックスの手順、そろえたプラグインを挿す順番はミックスのプラグインの順番の記事に書いています。
まとめ:全部そろえなくていい。1本目は EQ から
ミックスのプラグインは、最初から全部そろえる必要はありません。
Logic 純正で始めて、不満が出た所から別のものにしていけば十分です。
1本だけなら、音の質を一番管理する EQ。
次に、純正だと重くなりやすいリバーブ。
マスタリングは余裕があれば、コンプは当分純正のままで大丈夫です。
純正の EQ にダイナミック EQ が無くて、物足りなさを感じている人に。
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EQ とコンプを一緒に、良いものでそろえたい人に。
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Logic のリバーブが重くて、作業が止まりがちな人に。






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